國分さん「アニー」に出演 ９千人の中から選ばれる
バレエ教室のレッスン場で。「バレエはダンスの基礎作り」
駒岡のバレエ教室に、国民的ミュージカル「アニー」に出演する女の子がいる。
國分亜沙妃さんは、北寺尾在住の10歳。旭小学校に通う４年生だ。昨年「アニー」のオーディションを受験。約９０００人の中からキャストの１人に選ばれた。今年の春と夏、東京と大阪で行われた公演に出演し、現在は12月のクリスマスコンサートの稽古に励む。
役柄とは正反対
「アニー」は、日本初演から今年で27年目を迎える人気ミュージカル。１９３３年世界大恐慌にあえぐニューヨークを舞台に、孤児院の少女アニーが、本当の両親と暮らす夢をかなえようと奮闘するストーリーだ。
國分さんは、主人公の仲間の一人「テシー」を演じている。「弱虫で心配性な女の子。楽天的な自分とは正反対」と國分さんは話す。
歌舞伎で有名俳優と共演
ミュージカルは５歳から。母の雅枝さんが、地元の教室に軽い気持ちで通わせたことがきっかけ。小学１年生で初舞台を踏んだ。その後、偶然受けた現代歌舞伎のオーディションに合格。中村勘三郎など大物俳優との共演を果たした。
夢は劇団四季
その後も「葉っぱのフレディ」などの作品に出る中、「アニー」への出演は念願だった。「初めて観た時から、憧れていた。ずっと練習してきたので、合格が決まった時はうれしくて泣いてしまった」。普段は稽古で叱られても泣かないという國分さん。この時ばかりはこみ上げる思いを抑えられなかった。
将来の夢は、もちろんミュージカル女優。「大好きな劇団四季の『ウィキッド』で主役を演じてみたい」
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