入江川遊水池内=馬場7の11の23=に建設中だった地域の福祉活動拠点となる馬場地域ケアプラザが完成し、2月1日に開所する。1月26日には関係者らによる開所式が開かれ、長年建設を要望していた住民らは「交流拠点にしたい」と喜んでいる。
ケアプラザは、安心して暮らせる地域づくりの拠点として、福祉・保健サービスを提供する施設。区内では9カ所目の設置となる。
敷地総面積は1220・91平方メートルで2階建て。地域交流拠点としての機能強化を図るべく、多目的ホールを2室と従来のケアプラよりも多く設置している。他にもボランティアルームや調理室、地域ケアルーム、相談室などが置かれ、福祉保健活動の充実を目ざしている。
指定管理者として運営するのは、市内を中心に訪問介護などの福祉サービスを展開している社会福祉法人秀峰会(櫻井大理事長)。現在、市内各地でケアプラザを運営しており、馬場で6カ所目となる。桜井理事長は「人と人とのつながりをサポートする施設になれば」と意気込む。
3本柱で事業展開
スタッフは12人。寺尾第二地区を担当し、事業は講座などを通して交流を深める「地域活動・交流」、社会福祉士が窓口となって相談を受ける「地域包括センター」、適切なサービスを利用できるようケアマネジャーがケアプランを作成する「居宅介護支援事業」の3つを柱に展開していく。
所長に就任した芳賀一巳さん=人物風土記で紹介=は「はじめは体操教室を予定している。健康志向の教室で地域の福祉向上に尽力したい」と話す。
「空白地」解消へ
寺尾第二地区はこれまで、区内で唯一ケアプラザが置かれていない地域だった。住民にとって最寄りのケアプラザは東寺尾に置かれており、急な坂を上らなければならなかった。そのため高齢者を中心に、近隣にケアプラザを設置して欲しいとの声が長年寄せられていた。市内では最後から2番目の設置となる。
開所式では宮野昌夫寺尾第二地区連合会会長が「桜の木を残すといった地域の要望を受け入れてもらい、すばらしいケアプラザをいただけた。交流を深める拠点としたい」と話し、念願の開所を喜んだ。
開館時間は午前9時から午後9時(日曜・祝日は午後5時)まで。問合せは【電話】576・4231、相談専用窓口は【電話】576・4232(閉館後も転送電話で24時間対応)。
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