潮田中学校と平安小学校のマーチングバンドが、12月19・20日に埼玉県で開かれるマーチングバンド全国大会へ出場する。今回で潮田中は8年連続、平安小は5年連続と、全国出場経験を重ねてきた2校だが、過去の成績に甘んじることなく猛練習に励んでいる。
潮田中学校YOKOHAMA Pacific Windsは、1年生から3年生までの部員56人が所属。
各自の自主性が高く、部員のみでの全体練習も行う。本番直前の練習でも、指揮を執る3年生が厳しい言葉を投げかけ、全員が力一杯の返事で応えていた。 マーチングバンドで見られることの多い「カラーガード」と呼ばれるフラッグを使ったパフォーマンスがない同校の演技は、演奏者の表現力が要。「スピーディーかつ最大限に体を動かす表現力が求められ、日ごろの練習は重要」と顧問の片山達矢教諭は話す。
但野希帆部長(3年)は「地域の応援もある。部員一丸で最優秀賞を目指したい」と意気込む。
平安小学校マーチングバンドは、3年生から6年生までの51人が活動。委員会活動や学年で異なる時間割によって、本番まで全員が揃わないこともあるが、各メンバーが工夫をしながら練習を積んできた。
「長いフレーズに苦戦しているメンバーがいる時は、分解して一つ一つ教えるようにしている」と齊藤羅部長(6年)は話す。
神奈川県内の小学校バンドは、全国的にも競争は熾烈という。顧問の吉田至徳教諭は、「妥協は許されない世界。メンバーは常に自分を見つめ直し限界を決めないことを心がけやってきた。感謝の気持ちを込め、最高の演技ができれば」と話している。
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