県政報告ひでしの「実績で勝負」31 交通安全強化へ移動オービス導入実現 公明党 鈴木 ひでし
皆さまの安全を守りたい、特に未来ある子どもたちの安全を――そんな思いを今回、形にすることができました。神奈川県警がこのほど導入した、新型移動式速度取締機(オービス)です。先日、ついに運用が開始されましたので、ご報告いたします。
撮影機能で事後捜査も
これまでの速度測定機は、いわゆる”ねずみ取り”などと呼ばれる公道で使用される定置式と、高速道路などに設置されている固定式の2種類がありました。
定置式は持ち運びが可能ですが、現場で違反車両を停止させる必要があり、一定のスペースを要すること、固定式は自動撮影ができますが、取締場所を変更できないなど、それぞれデメリットがありました。
その中で県警が新たに導入した移動式のオービスは、高さ約50cm、幅約25cm、奥行き約50cmというコンパクトなもの。三脚に乗せて使用し、写真撮影機能を搭載。事後に違反連絡が可能となるため、停車スペースも必要ないという、従来の取締機のメリットだけを享受した形となります。
これにより、幅員の狭い、住宅街の中の生活道路や通学路などでも速度違反の取り締まりが可能となりました。違反者の検挙はもちろんのこと、「いつどこで取り締まりをやっているかわからない」というドライバー心理が、速度抑止にもつながることと期待しています。
子ども守りたい
ここ数年、通学路で登下校中の子どもたちが犠牲になる交通事故が、全国で多発しており、一人の親としても、そのたびに心を痛めておりました。子育て中の保護者の方々からも、通学路の安全確保について、多数の要望を頂いておりました。
私はこれまでにも、生活道路などの定められた区域内で速度制限を30Kmとする「ゾーン30」や、自転車にかかわる安全教育や講習「チリリン・タイム」「チリリン・スクール」などの県内導入に尽力してまいりました。
しかしながら、通勤ラッシュを避けるように、細い通学路などを猛スピードで走る車は後を絶たず、さらなる安全策がないかと調査・研究を重ねていたところ、たどり着いたのが移動式オービスでした。
活用中の埼玉県などを視察し、2年前に県警に導入を提言。その後も粘り強く折衝を続け、今回ようやく実現しました。
抑止効果を実感
今回、県警は4台を導入。先日、春の交通安全運動の県下一斉取り締まりで活用されました。
私も保土ケ谷区内での実施状況を視察してまいりました。近くにある幹線道路からの抜け道ということで、通学路にもかかわらず、スピードを出す車が多い場所とのことでしたが、実際に見て、大きな速度抑止効果があると実感しました。
今後、台数増加なども含め、活用状況などを発信していくことで、心理的な抑止効果は大きいはずです。未来ある子どもたちはもちろんのこと、県民の皆さまの安全につながるように、今後もしっかりと取り組んでまいります。
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