神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2020年4月23日 エリアトップへ

特別自治市構想 足踏み 諮問機関、当面の目標示す

政治

公開:2020年4月23日

  • LINE
  • hatena

 横浜市が二重行政の解消などを目的に県から独立する「特別自治市」を目指す中、林文子市長の諮問機関が3月下旬に区の機能強化など、行政区の抜本的見直しを盛り込んだ答申の中間報告を公表した。特別自治市実現へ足踏み状態の中、市は「当面目指すべき対処策」を示し、事態好転を図ろうとする。

ハードル下げ 現実案

 市は県と類似のサービスを行う二重行政の解消や大都市の仕事量に見合った権限、財源を得ることなどを目的に、特別自治市の研究を進める。

 2011年に市長の諮問機関として行政学の専門家らによる「大都市自治研究会」を設置。13年には市が目指す姿の方向性を示した「特別自治市大綱」をまとめた。しかし、特別自治市実現には法改正など高いハードルがあり、国の地方自治制度改革の議論は進展していないのが現状だ。

区の機能強化を

 研究会は19年3月から第3次の議論を開始。6回の会議を経た中間報告では、「区の機能強化、住民自治のあり方は最大の課題」と強調。区長の権限や区予算の拡充を念頭に「区民の意見や市会議員の意見を聴取し、市行政・区行政に反映させることが必要」とし、制度設計を考えるべきとした。これらを行政区の抜本的見直しと位置付け、当面目指すべき対処策とした。市大都市制度推進室は「ハードルを下げた形」と語り、特別自治市実現前の現実的な目標を示した。

 市は16年に県と事務処理について議論する調整会議を設置。これにより、パスポートの発給申請受理事務が19年10月に県から市に一部移譲され、都筑区にパスポートセンターが開設した。市はその他の権限移譲も求めており、中間報告には「特別自治市のメリットを提示することが必要」とされた。秋に研究会の答申が出る見込みで、横浜と異なる形で行政再編を図る「大阪都構想」の是非を問う住民投票がある11月をめどに、市は特別自治市への関心を高める取り組みを進める。

鶴見区版のトップニュース最新6

初挑戦で金賞受賞

佃野町「楽匠」

初挑戦で金賞受賞

「からあげグランプリ」で

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

鶴見区、50年後も30万人超

横浜市人口推計

鶴見区、50年後も30万人超

市全体は約2割減

4月11日

市が基本構想を策定

豊岡小再編整備

市が基本構想を策定

2032年度以降の竣工めざす

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

鶴見線や地域の歴史を調査

入船小学校旧5年1組

鶴見線や地域の歴史を調査

鶴見駅にレポート掲示も

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook