令和3年度 ⅤOL11 山田かずまさ市政報告 向かい風を力に変えて高く高く飛躍の年に
新年明けましておめでとうございます。コロナ禍の対応に明け暮れた、この2年。昨年10月下旬より落ち着きを見せた感染状況の中、お正月は長らく会えていなかったご家族と共に過ごされている方も多いのではないでしょうか。会いたい時に、会いたい人に、会いたい場所で会える喜び。昨秋より少しずつ再開された地域の行事などで、皆さんの笑顔に接する度に、これまで「当たり前」と思っていた一つ一つのことの美しさ・愛おしさを感じています。
一方、コロナ禍で命を落とされた方、後遺症に苦しむ方、経済的な影響を受け続けている皆さまの存在が、頭から離れることはありません。この間、市民生活に直結する横浜市政の中で仕事をしてきた自分に何ができ、何ができなかったのか。自分の力不足を反省と共に振り返っています。
さて、世界的にはコロナの流行は収束したとは到底言えず、変異株の流行もあり、日本においても状況は予断を許しません。ただ、その中でも、時代は私たちを待ってくれずに、加速度的に変化しています。未来の世代を脅かす気候変動の問題、グローバル経済の中で進む格差と分断、「少子化」という言葉に翻弄される「子どもたち」の環境。私たち大人が、未来を担う子ども達のために、責任を持って向き合っていかなければならない課題は山積みです。
コロナ禍で疲弊し回復を目指す社会にとっては重たい課題ばかりですが、「昨日まで当たり前だったことが、明日には当たり前ではないかもしれない」ことを身を持って知った私たちの世代こそが、勇気を持って「未来はまだまだ大丈夫!」と言えるように、厳しい向かい風の中でも、未来に向けた舵取りをしていく必要があります。
休学して地球環境を考える講演活動を続ける大学生。同世代が虐待の被害によって「夢」を諦めなくてすむように生活保護の運用変更を願う高校生たち。未来を作る強い意志と希望を持つ若い世代は育っています。彼らが夢や思いを実現できる世界を残すことが、私たちの責任です。
先の大戦において絶対的に不利と思われた状況下でナチスドイツと戦い抜いた、かつての英首相ウインストン・チャーチルはこう言っています。
「凧が一番高く上がるのは、向かい風に向かっている時である。風に流されている時ではない」
令和4年が新春の日本の空にどこまでも高く上がる凧のように、厳しい逆風をバネにした飛躍の年になることを心から願っています。
山田かずまさ
横浜市鶴見区寺谷1-3-2
TEL:045-584-1133
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