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鶴見区 社会

公開日:2025.05.01

下末吉在住篠原さん
寄付先の児相の現状視察
「子どもの将来に協力したい」

  • 一時保護所の役割など説明を聞く篠原夫妻

 下末吉在住の篠原今朝男さんが4月22日、藤沢市にある神奈川県中央児童相談所の視察を行った。

 篠原さんは馬場に本社を構える篠原グループの会長を務め、社会貢献として、子どもや若者支援のために県などに毎年多額の寄付を行っている。

 今回は、自身の寄付がどのように活用されているかを知り、さらに児童相談所の実状を学ぶために視察を願った。

 当日は同所内の「一時保護所」を中心に視察。同所は、虐待や置去りなどの理由で家庭で生活できなくなった子どもを一時的に保護する所。現在3歳から18歳までの子ども38人が入所しているが、定員は30人と超過している。篠原さんと面会した子どもたちは、寄付金で購入したというけん玉の練習成果を披露。「寄付金のおかげでDVDを観れたり、漫画を読んだり楽しく生活できています。自分も大きくなったら困っている人を助けられる大人になりたい」と感謝を伝えた。篠原さんは「これからも子どもたちの将来のために、できるだけの協力をしていきたい」と話し、子どもたちには夢に向けて情熱を注ぐことの大切さを呼びかけた。

 その後も施設内の面会室などを巡り、職員から施設の現状などを学んだ篠原さん。児童相談所の杉山徹所長は「保護所の子どもたちに高い関心を持っていただきありがたい。いただいた寄付を有効に活用させていただきながら、今後も真摯に子どもたちに向き合っていきたい」と話した。

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