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公開日:2026.07.23
上末吉五丁目町会 子ども主体の消火訓練 参加者減少に歯止め
上末吉五丁目町会と子ども会が協力し企画した消火訓練が7月11日、上末吉小学校で初めて開かれた。昨年まで実施していた訓練の参加者が減少していることから、参加人数を増やす狙いがあった。訓練は、水鉄砲大会など子どもたちが楽しめる内容に方向転換。子どもが運営にも携わることで、顔の見えるつながり構築や地域活性化を目的に行われた。
登校班解散がきっかけ
この企画は、今春から上末吉小学校の児童の通学について、各町会で登校班と個別登校が選択可能となり、同町会の登校班の大部分が解散となったことがきっかけ。登校班で通う家庭は子ども会加入を必須としていたが、個別登校が可能になり、退会者も出た。新1年生の入会も少なく、同会では地域の繋がりが薄れ、会員数減少に繋がることへの危機感から組織の活動の見直しを行っていた。
加えて、参加者の減少により町会が昨年度まで町内一斉防災訓練と同時開催していた消火訓練を並行して続けることに課題があり、今年度から分けて実施することが決まっていたことから、消火訓練を地域のイベントとひも付けられないかを模索していた。自身の子どもと昨年度の消火訓練に参加した同子ども会の乙坂紀子会長は「親子での参加者は私たちしかおらず、内容は充実しているのにもったいないと感じた」と振り返る。
他の町会と交流し考案
町会との連携を深め、子ども会がより魅力ある活動を行うために、町会との連携が盛んな駒岡下町会の子ども会と今年の3月に交流の場を設けた。その中で、特に「水鉄砲大会」が盛り上がった話が出た。水を使う点などから、消火訓練との親和性があると考え、2つを組み合わせて学びながら楽しめるイベントの実現を目指した。
地域全体でイベントを作り上げている感覚を与え、事前に見える化することで参加へのハードルを低くする狙いもあり、子ども会の全会員にアンケート調査を実施。イベント名やルール、チーム構成について意見を募り、その中で任天堂のゲームソフト「スプラトゥーン」を参考にした対決形式の水鉄砲大会についての案が上がった。
ルールは参加者の頭に金魚すくいなどで使用するポイを装着し、守りながら相手を狙うというものに決定。より自分事としてイベントを認識できるよう、子どもたちが準備や運営を行う「チャレンジ隊」も立ち上げた。
顔の見える関係作りを
第1部には全体で71人が参加。消火訓練では、参加者は消防署員や消防団員から水消火器とスタンドパイプによる消火方法を教わった。この時も楽しめるように子どもたちが描いた鬼の絵が消火の的とされた。消火訓練で行われるバケツリレーは、第2部の水鉄砲大会で使う水を溜めることを目的に体験が行われた。
水鉄砲大会は約30人の子どもが参加。半数以上がチャレンジ隊として活動し、受付から大会を盛り上げるアナウンス係など様々な役割を務めた。
大会ではポイを狙って顔に思い切り水を噴射したり、走り回って砂まみれになる子どもたちの姿が見られるなどにぎわった。乙坂会長は「今後のイベントではより顔の見える関係が築くことができ、町会の活性化につながるものにしていきたい」と笑顔で語った。
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