世界規模で大きな混乱を生んでいる新型コロナウイルスについて、改めて心掛けるべき予防策などを神奈川区医師会の福澤邦康副会長にきいた。
―国内ではイベント自粛や在宅勤務、学校の休校といった措置が取られています。終息の見通しは。
「2週間程度の潜伏期間や発症から回復までの期間を考えると、現在取られている感染拡大防止に向けた動きが結果として現れるのは、4月に入ってからになります。暖かくなることも手伝い、来月に向けてピークは脱するのではないでしょうか」
―予防に向けて心がけることは。
「感染原因の多くは、せきやくしゃみの飛沫が付着した部分に触れる接触感染です。外出時はなるべく鼻や口、目を触らないよう心がけ、こまめに手洗い、うがいをすることが大切です。帰宅時は玄関でアルコール消毒、もしくはすぐに手洗いを行い、ウイルスを家の中に持ち込まないようにしましょう。発症により肺炎にかかる割合が多いことからも毒性は強いといえますが、感染力はインフルエンザと比べればはるかに弱く、一般的な風邪予防をしていただければ感染の恐れはぐっと少なくなります。まずは自身や家族を守ることから心がけ、地域をウイルスから守っていきましょう」
―発熱やせき、倦怠感が見られるときは。
「まずはかかりつけ医に連絡し、症状を具体的に伝えて指示を仰いでください。医師会としても情報交換を密に行いながら、市民の方々の健康をどう守っていくかをしっかりと考えていきます」
■横浜市新型コロナウイルス感染症コールセンター【電話】045・550・5530
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