横浜市はこのほど、2021年度の市民意識調査について報告書をまとめた。
市内在住の18歳以上の男女5千人(外国人含む)を対象にアンケートを送付し、市政への満足度や要望、定住意識、生活満足度、地域におけるつながりなどについて聞いた。回収率は51・4%(2572件)。年齢別では、18〜29歳が10・2%で最少、70歳以上が23・5%で最多となった。
定住意識について、「住み続ける」「たぶん住み続ける」と回答した割合は市全体で71・2%で、4年連続増加傾向にある。年齢が高いほど定住意識は高く、50、60代では7割を超え、70歳以上は87・4%だった。
"横浜愛"市内で4番目
神奈川区民の回答では、「住み続ける」と「たぶん住み続ける」を合わせた定住意向が72・5%で、18区中10番目。
横浜に住み続ける理由は「自分や家族の持ち家だから」(55・6%)、「横浜が好きだから」(45・2%)、「長年住んでいて愛着があるから/通勤・通学に便利だから」(40・0%)が上位を占めた。中でも「横浜が好きだから」との回答は市内でも4番目に高かった。
市全体での隣近所との付き合いについては、「道で会えばあいさつぐらいする」という回答が半数を占め、「たまに立ち話をする」は24・7%。「一緒に買い物に行ったり、気の合った人と親しくしている」、「困ったとき、相談したり助け合ったりする」を合わせた「比較的親密な付き合い方」をしている人は1割未満だった。
市内を東西南北に分けたブロック別では、「顔もよく知らない」が東部(鶴見、神奈川、西、中、南)で2割近くとなり最多、西部(保土ケ谷、旭、戸塚、泉、瀬谷)が11・3%で最も少なかった。
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