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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2026.06.19

川崎中央観光協会会長として地域振興に取り組む 三藤 哲也さん 川崎区東田町在住 70歳

  • 三藤 哲也さん (写真1)

尽きぬ食への探求心

 ○…川崎駅前東口一帯の魅力を伝える川崎中央観光協会会長として、近年は動画での発信に注力する。昨年初開催となった「屋台湾フェス」の様子や、駅前の様子が一望できる市役所本庁舎の「スカイデッキ」などをユーチューブで紹介。若者世代や増加する外国人観光客へのPRに余念がない。中でも「今年のメイン」と位置付けるのが、6月開催となった稲毛神社の「山王祭」。駅前は地の人の減少で苦労も多いが、「非常に歴史のある祭り。できる限り、周知に努めていきたい」

 ○…川崎区にある和菓子屋・末広庵に生まれた。「学生の頃は勉強も得意じゃなく、遊んでばかりでした」と笑って振り返る。大学卒業後、お菓子作りを学ぼうと知人のつてをたどって北海道の六花亭へ。「うちの確固たる味を作ってほしい」という父の言葉を受け、3年の修業を積んだ。一日中卵を割るような日もある中、創業者の「六花亭は日本一のお菓子を作りたいと思っている」という言葉に志を高く持つ大切さを学んだ。

 ○…そしてたどり着いたのが、大福を代表とするもち商品へのこだわり。お米本来の甘味を引き出しながら、冷めても硬くなりにくい製法を編み出した。3代目に代替わりした今もその製法は引き継がれ、季節ごとにイチゴ大福やモンブラン大福などの商品を展開。「お客さんにも好評ですよ」と笑顔を見せる。

 ○…食べることが趣味で、好物は天ぷら。東京の名店に足を運んで店主と会話を交わしながら、衣がしなりにくい揚げ方を研究した。成果はどこの店よりもカリカリの「かりんとう饅頭」として結実。「いつも商品につながらないかなと思ってアイデアを練っています」。探求心はいくつになっても衰えない。

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