神奈川区 トップニュース社会
公開日:2025.07.03
幸ケ谷歩道橋
架け替え工事9月着工へ
学区関係者らが視察
老朽化などに伴う架け替え工事の実施が決まっている幸ケ谷歩道橋に関して、隣接する幸ケ谷小学校のスクールゾーン対策協議会が6月17日に会合を開いた。参加者は国土交通省横浜国道事務所職員の案内のもと、9月に着工が予定されている工事現場を視察した。
幸ケ谷歩道橋は1967年に竣工。国道15号線と首都高速道路横羽線の間に設置され、幸ケ谷小の通学路にもなっている。
設置から年月が経過し手すりや柱の溶接部の腐食といった劣化や、周辺のマンション群建設により住民・児童数の増加もあったことから、2011年には地域住民から架け替えを求める要望書が所管の国道事務所に提出された。
その後、2017年に事業化が決定。国道事務所と同協議会との間で工事着手に向けての話し合いが進められてきた。
3m幅に拡張
国道事務所によると、架け替えは4段階に分けて実施。まずは横浜駅寄りの既設階段を撤去し、横浜駅側にスロープ付き階段と新たな通路を架設。その後既存の通路を撤去し、神奈川公園向かいマンション付近への階段も同様にスロープ付きのものへ変更する。
これまでの通路幅は1・5mで、雨天時などは傘を差した児童がすれ違えず歩道橋上で立ち往生することもあったという。今回の工事では3mに拡幅され、自転車を手押ししての通行が可能となる。すでに本工事に向けて植栽帯の撤去などが進んでおり、関係者によると、架け替え工事の着工は今年9月を予定。工事全体の完成は3〜4年後となる見込み。
この日の協議会では、学区内の自治会町内会長やPTA役員、学校関係者からなるメンバーらが、国道事務所の案内のもと現地を視察。スロープ階段設置に伴い従来より狭くなる歩道部分や、近隣道路の安全状況を確認した。その後参加者からは、帽子などの落下防止を目的とした歩道橋上への風除けパネルの設置や、階段降り口での歩行者や自転車との接触を避ける工夫などについての要望が寄せられた。
協議会の櫻田宏会長は「地域にとって20年越しの事業。国道事務所の皆さんからすごく丁寧に伝えて頂いたので、このまま着工へ進めていって頂ければ」と話した。
ピックアップ
意見広告・議会報告
神奈川区 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












