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公開日:2025.07.10
六角橋商店街
ヤミ市が150回
19日に記念盆踊り
六角橋商店街で、長年にわたり地域に親しまれてきた「ヤミ市」が7月19日(土)に150回目を迎える。当日は午後6時20分から催しが始まり、150回記念の盆踊りが7時35分から食品館あおば裏駐車場で開催される。
ヤミ市は1997年に始まり、今年で28年目を迎える。毎年4月から10月(8月を除く)の第3土曜日の夜に、ライブや大道芸、飲食販売などが行われ、多くの来場者で賑わいを見せてきた。
90年代頃、ショッピングモールやディスカウントストアの台頭により、六角橋商店街では空き店舗が増加していた。そんな中、東南アジアのナイトマーケットからヒントを得て、閉店後の店舗前でライブパフォーマンスやフリーマーケットを実施する試みがなされ、ヤミ市が誕生した。
現在は空き店舗も減少し、六角橋商店街のシンボルイベントとして地域に深く認識されている。2014年には100回記念、17年には20周年記念、と節目節目で歴史を刻んでいる。コロナ禍では一時中止を余儀なくされた時期もあったが、22年6月に再開。現在は近隣住民はもちろんのこと、遠方からも多くの人々が訪れる、ライブを中心とした人気イベントとなっている。
音楽による発展
19日当日は、和太鼓やギター、ベースの生演奏と菅田在住の民謡歌手・木津かおりさんの歌声によるライブ盆踊りや、アコースティックギターと太鼓によるバンド演奏、大道芸人によるパフォーマンスなど、多彩な催しが繰り広げられる。
同商店街の石原孝一会長によると、ヤミ市の音楽イベントとしての発展は、学生街で物価が安く、近隣にミュージシャンが多く住んでいたことが背景にあるという。石原会長はヤミ市150回目を迎え「最初は3回くらい続けば満足、と思っていたので、ここまで長く続くと思っていなかった。ここまで続けられたのは常連のお客様や地域の方々のおかげ。これからも末永く応援してほしい」と語った。
提灯の協賛募集中
商店街では盆踊りの踊り櫓につるす提灯の協賛を募集している。無地のセルフ提灯は1灯5000円で、名入れ提灯は1灯7000円(7文字まで)。飾られた提灯はイベント終了後、9月末ごろまで仲見世ふれあい通りに飾られ、希望者には10月のヤミ市で返却される予定。
50個に達したら募集終了。申し込みは7月17日(木)までに同商店街事務所【電話】045・432・2887、または「あけ/たて」【電話】045・402・1215へ。
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