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公開日:2025.09.11

外国人交え防災座談会
多文化共生ラウンジで

  • 区役所発行の防災マップをもとに避難所を探す参加者

 神奈川区多文化共生ラウンジ=西神奈川=で9月6日、「防災」をテーマに区内で暮らす外国人らを交えた座談会が行われた。同所で毎月開催している「ラウンジカフェトーク」の一環。

 昨年3月に開所した多文化共生ラウンジは、市内在住の外国人のために生活情報の提供や相談業務を多言語で行う場所。日本語教室の開催や日本人との交流活動等にも取り組み、言語や文化の異なる人々がお互いを理解し合うための拠点としての役割を果たしている。区内各所で外国文化・外国語に関する講座や外国人向けの相談会、外国にルーツを持つ子どもへの学習支援などを行ってきた「NPO法人神奈川区多文化共生の会」が横浜市から管理運営を委託されている。

 同所では月に1回、ラウンジカフェトークとして月替わりのテーマで参加自由の交流会を実施。今月は9月1日の防災の日に合わせ「防災」をテーマにした。

 この日はネパールや中国、ペルー出身者など外国人5人を含む13人が参加。2つのテーブルに分かれてトークした。

 まずはそれぞれの地元でどのような自然災害があるのか自己紹介を兼ねて話し合ったのち、ラウンジのスタッフがカセットコンロや折り畳み式のヘルメット、携帯トイレなど、身近で用意できる在宅避難用の防災備品を紹介。また、菓子メーカーとコラボした長期保存が可能なビスケットや乾パンを味見した。海外出身者からは「どこで買えますか?」といった質問が飛んでいた。

 そのほか、神奈川区役所が発行している防災マップをもとに、自宅から最寄りにある地域防災拠点や広域避難場所を確認した。

 ネパール出身で区内に住んで7年というラヤ・テックバハドゥルさんは「防災グッズがまとまったセットのことなど、どのようにして備蓄の準備をすれば良いかや、自宅からどこの避難所に行けばいいかが分かった」と話し、さっそく通販サイトで防災用品セットを検索していた。

 同所では9月23日(火・祝)にも午前10時からゴミ袋をもとにしたレインコートなど、手作りできる防災グッズのワークショップを開催する。参加費100円で事前申込み不要。

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