神奈川区 人物風土記
公開日:2026.04.30
神奈川消防署長に就任した 種子田(たねだ) 太郎さん 広台太田町在勤 58歳
挑戦できる環境を
○…旭消防署長として2年間指揮を執り、今年度から神奈川消防署長に就任した。市役所の総務課や医療局、区役所など、通算8年に及ぶ行政職への出向経験を持つ異色の経歴。「これまで歩んできた多様な現場での学びを、惜しみなく署員たちへ伝えていきたい」。多くの場を越えてきたからこその言葉が、静かに熱を帯びる。
○…旭区鶴ヶ峰出身。中学の野球、高校のバレーに始まり、水泳やバドミントン、さらにはバンド活動まで。「どれも中途半端ですよ」と謙遜するが、その多才ぶりは筋金入り。特に20代後半まで打ち込んだ音楽活動では、「A.R.B.」などのコピーからオリジナル曲の制作まで手掛け、オーディションに挑戦したことも。子どもの頃からの釣り好きでもあり、現在は一人カヤックでの海釣りに熱中。キンメダイやキハダマグロを釣り上げるその腕前は、署長職となった今も健在だ。
○…医療局勤務時代、未曾有のコロナ禍に直面した。大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の重症患者を搬送する救急オペレーションの最前線に立った。「一番印象深い仕事でした」と当時の様子を語る。現在は鶴見区から南区の実家へ通い、母の介護を担う優しい顔も。休日や仕事帰りはネイリストの娘と杯を交わすのが楽しみで、何でも話せる仲。「ネイルの練習台になったこともあります。すぐに落としましたけど」とほほ笑む。
○…仕事の流儀は「見逃し三振をしない」「前例踏襲をしない」。常に新しい情報を追い、変化を恐れない姿勢を貫く。「組織は人で作られるもの。若い署員が多いこの署で、彼らが挑戦できる環境を整えたい」。若手の成長を願う親心にも似た眼差しで、神奈川署を率いていく。
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