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公開日:2026.09.03

神奈川郵便局 詐欺被害防止へ協力 集配車両にステッカー

  • 出発式に出席した神奈川郵便局の中川局長(右)と神奈川警察署の岡本署長(左)=同局提供

    出発式に出席した神奈川郵便局の中川局長(右)と神奈川警察署の岡本署長(左)=同局提供

  • 国際電話詐欺とニセ警察詐欺を注意喚起

    国際電話詐欺とニセ警察詐欺を注意喚起

 神奈川区と西区の郵便集配を行う神奈川郵便局=新浦島町=は集配用の二輪車などに特殊詐欺への警戒を促すステッカーを掲出し、地域を巡回している。神奈川警察署との連携事業で、8月から開始された。

約220台に

 ステッカーは、ニセ警察官を騙る詐欺と、海外からの国際電話による詐欺への警戒を呼び掛ける2種類。同署によると、それぞれ特殊詐欺の手口として昨今増えてきているもので、ニセ警察官を騙る詐欺については高齢者だけでなく若い世代も騙されてしまうケースが多いという。

 同郵便局が使用している二輪車・三輪車約220台の、荷台の左右に貼られている。神奈川区金融機関防犯連絡会の協力で製作された。

 それぞれ今春に就任した神奈川郵便局の中川敦史局長と神奈川警察署の岡本学署長が着任あいさつの中で、「お互いに何かできることはないか」との考えが一致したことから、今回の取り組みが実現した。

 中川局長は「防犯意識や詐欺防止は、地域全体で取り組むことで犯罪抑止に効果があると思う。そうした中で郵便局に声をかけていただいたのはありがたい」と話す。

 1日約180台が両区で配達を行っているといい、「ステッカーが多くの区民の方の目に触れてくれれば」と思いを語る。

 8月12日に行われた出発式では、岡本署長が中川局長にステッカーを贈呈。代表配達員による出発宣誓ののち、ステッカーをつけた各車両が一斉に出発した。

既に50件以上の被害

 昨年は神奈川区内で110件を超える特殊詐欺被害があった。

 同署によると、今年は8月26日時点での特殊詐欺被害認知件数(暫定値)は54件で、被害額は約3億1800万円となっている。

 同署では海外からの国際電話の着信をブロックできる特殊詐欺対策アプリの導入の検討などを呼びかけているほか「家族や近所の方と『こうした手口がある』と声を掛け合い、詐欺の手口を知ることで対策を広めていってほしい」としている。

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