有馬中学校3年の高橋陽向さん(サギヌマスイミングクラブ鷺沼所属)が先月、コロナウイルス感染症対策のため通信大会となっていた2つの全国水泳大会(女子100m平泳ぎ)でランキング1位となった。
コロナ対策として、今年度の若手スイマー最高峰の大会は、47都道府県各地で本戦を行い、ランキングされる通信大会となっている。
9月に行われた第43回全国JOCジュニアオリンピック夏季水泳競技大会神奈川県大会で、高橋さんは、女子100m平泳ぎで1分9秒51の県長水路中学新タイ記録を樹立。「まだまだ改善点が多く、もっとタイムを縮められると思う」とレースを振り返る。そして、12月に発表された同大会15歳〜16歳区分と中学校47都道府県通信水泳競技大会の女子100m平泳ぎでランキング1位。全国2冠の快挙を達成した。「全国大会で優勝したことがなかったので、通信大会だけどうれしい」と喜ぶ。
「通信教育」でやる気を維持
4月中旬から5月末まで、所属するサギヌマスイミングクラブ鷺沼が閉館した。「自宅にプールを置いて泳ぐなど、少しでも感覚を忘れないように心掛けました」と苦労を語る。自粛期間中はコーチが配信する動画を見ることで、競泳選手としての自覚を持ち続けることができたという。小池忠昭コーチは「自分のやるべきことを、周りに流されることなく取り組む意識と行動力が長所」と目を細める。
水泳を始めたのは幼稚園の年長。小学3年生からは、選手(育成)コースで練習に励んできた。日々の疲れを癒してくれるのは2匹の柴犬だという。「今後はジュニアの試合だけに目を向けるのではなく、日本選手権で活躍できる選手になれるよう努力していきたい」と抱負を語った。
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