宮前区 人物風土記
公開日:2026.05.15
宮前消防署長に就任した 永岡 敦司さん 高津区在住 56歳
「当たり前」を積み重ね
○…「当たり前のことを当たり前に」。就任にあたり職員に向けた訓示の核は、至極シンプルだ。決められた手順を省かず、丁寧に仕事を全うする。当たり前の継続が事故やミスを防ぎ、市民への安心に直結すると説く。「優秀な職員ばかり。職場環境さえ整えば、おのずとパフォーマンスは向上する」。かつての幸区での経験も踏まえ、信頼を寄せる部下たちの力を最大限に引き出す舵取り役に徹する。
○…宮前区で生まれ育った。小さい頃は近所の林へカブトムシを採りに出かけるのが日課。約20年ぶりに署長として戻ってみれば、住宅街や商業施設が立ち並ぶ街の変貌に驚くばかりだ。一方で、開発初期からの入居者の高齢化も進んでおり、救急件数の高止まりや独居高齢者への火災予防など、今の宮前区が抱える課題を肌で感じ気を引き締める。
○…バブル崩壊後の就職難、両親の「安定した仕事を」という言葉に背中を押され、消防の門を叩いた。「いろは」も知らないまま飛び込んだ世界。当初は厳しい消防学校の生活に、辞めようと考えたこともあった。現場に出てからも、縦社会の空気が読めず会議で物言い、先輩に怒られた。しかし、これが後に人事畑で11年にわたり、女性のキャリア形成や職場環境の改善に尽力する原動力となった。「誰でも意見できる風通しの良い職場にしたい」。その思いは今も揺るがない。
○…私生活では2人の娘の父。学生時代から好んだ料理が、今や一番の息抜きだ。「仕事で遅い妻のために作ることもあるが、実はわざと遅く帰ってきているのでは」と笑う。座右の銘は「明日を見つめて今をひたすらに」。将来を見据えつつ、愛する地元の安全のため、今日という一日をひたすらに守り抜く。
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