宮前区剣道連盟の会長を務める岩波吉雄さん(69)が、公益財団法人川崎市スポーツ協会の「体育功績賞」を先月26日に受賞した。1999年から、幼少年の育成と会員の指導に携わり、連盟運営にも貢献した功績が評価され区内で唯一、個人の受賞に至った。
岩波さんは神木本町の剣道道場「之久会」で師範として後進を指導する。2018年には市剣道連盟の理事長に就任し、意識改革に注力。これまで一部に任せてきた審判や係員を持ち回りにすることで負担を分散、運営体制の見直しなどを行った。昨年から区剣道連盟会長を務め、コロナ禍での区大会運営も主導。オンライン配信や午前午後の入れ替え制にする等の対策を講じ、大会の中止が懸念された中で感染者を出さずに開催した。
岩波さんは「素直に受賞できてうれしい。今後も子どもたちには剣道を通して多くの事を学んでもらえるようにしたい」と笑顔で話す。
市スポーツ協会は毎年、優秀な成績を収めた個人・団体や市のスポーツ振興に貢献した人を表彰している。「体育功績賞」はスポーツ活動の普及・振興に貢献した人を表彰するもので、今年は市内団体に所属する13人が選ばれた。
表彰では他に、個人2人と団体8組が表彰された。特別優秀賞にはバスケットボール男子の第96回天皇杯で優勝した川崎ブレイブサンダース、サッカー男子で2020J1リーグと第100回天皇杯を制し、2冠を手にした川崎フロンターレが選ばれた。奨励賞(団体の部)には宮前・高津区のチアダンスチーム「SUNSHINE plus」が選出。全日本チアダンス選手権大会への出場が評価された。
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