神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2024年5月17日 エリアトップへ

川崎市 「第4期」の5年で半減 ホームレスの支援計画

社会

公開:2024年5月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
以前は拠点だった麻生区役所前の広場
以前は拠点だった麻生区役所前の広場

 川崎市内のホームレスが15年連続で減少している。今年1月の調査では前年比12人減の120人で、5年間で半減した。市の「自立支援実施計画」をもとに、市から事業委託された巡回相談員やNPOが個々の状況を把握し必要に応じて市の支援につなげるといった、地道な官民の連携プレーが結実している。

 川崎では最大で1038人(2003年)のホームレスが確認されていた。市はホームレスに関する課題解決を目的とする「ホームレス自立支援実施計画」を策定し、5年ごとに練り直して自立に向けた支援に取り組んできた。

 今年3月までの「第4期計画」では、自立支援センターでの生活になじめない人を民間のアパートなどで支援する「訪問型事業」や、ネットカフェや24時間経営の漫画喫茶などにチラシを置くことで、不安定な居住環境にある「予備軍」への情報提供などを実施。市の担当者は「第4期の取り組みで一定の効果はあったと認識している」と総括する。24年度からの「第5期」では、高齢のため生活が難しくなった人を介護サービスにつなげる「高齢化対策」や「予備軍」への情報提供に一層、力を入れていくという。

信頼関係を構築

 実施計画を進めるうえで重要なカギを握るのが、自立支援センターなどの市の支援施設と、巡回相談員やNPOとの密な連携だ。現在3人の巡回相談員たちは週5日、約20カ所ほどの生活拠点を訪ねるほか、毎週水曜日夜にはNPOのメンバーが深夜に主要駅のバス停を巡回。いずれも個々の状況を把握するために信頼関係を構築し、必要な場合はセンターや医療など支援や福祉につなげてきた。

 5月初め、巡回相談員たちは市内の公園内に暮らす男性を訪問した。男性は公園のあるエリアで10年ほどホームレス生活を送るが、現在は公園内の藪に落ち着いている。蚊や虫が飛び交う中、3人の相談員は男性と15分ほど話をしたのち、藪から出てきた。「元気そうでした」。主任相談員の木田豊一さんは安堵の表情を見せた。

 一方で木田さんは「全体的にホームレスの人たちが高齢化している」と表情を曇らせる。年に一度は健康診断も受けられ、自立支援センターでの洗濯や入浴もできる「リフレッシュ事業」も続く。それでも元気だった人が突然亡くなるケースにも直面してきた。「そうなる前に支援につなげたい」と木田さん。市の担当者も「支援を希望しないホームレスは一定数いるため『ゼロ』にするのは難しいが、自立に向けた丁寧な支援を続けていく」と話している。

使用済み「ろうそく」を回収しています

南部斎苑、北部斎苑に、ろうそく回収ボックスを設置しています

https://www.kawasoukyo.com/

<PR>

宮前区版のトップニュース最新6

夕夜におしゃべり

鷺沼駅前

夕夜におしゃべり

20代企画の酒なし社交場

6月14日

電子書籍 導入は16自治体

電子書籍 導入は16自治体

本紙調査 蔵書数、利用数に課題も

6月14日

食品購入費も対象に

町会応援補助金

食品購入費も対象に

会員の声受け、制度改正

6月7日

運転手不足で144便減

市バス

運転手不足で144便減

鷲ヶ峰営業所管内 10日から

6月7日

市内産梅、出荷始まる

市内産梅、出荷始まる

6月下旬まで

5月31日

川崎版「うんこドリル」誕生

市制100周年コラボ事業

川崎版「うんこドリル」誕生

「子どもの権利」楽しく解説

5月31日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月14日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

  • 5月31日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook