ママさんバレー「チェルシー」 やまゆり杯に初出場 心つなぐプレーで勝利目指す
いざ、夢の舞台へ―。区内の主婦たちが結成した”ママさんバレーボール”チーム「チェルシー」は、3月3日(土)から開幕する「やまゆり杯・小田急旗争奪 第36回神奈川県家庭婦人バレーボール大会」に初出場する。結成8年。「必勝」の思いを胸に、念願の県大会に全力で挑む。
東橘中学校の体育館、午後7時。「ママたち」の威勢のいい掛け声が響く。週2回、同体育館での練習を欠かさない精鋭たちだ。
県内11地区の予選を勝ち抜いた24チームがしのぎを削るやまゆり杯。「神奈川県内のママさんバレーにとっての甲子園」とも言えるこの大会への出場は、メンバーたちの「長年の夢だった」という。出場権をかけ、チェルシーは昨年12月24日、川崎地区決勝大会に臨んだ。熱戦の結果、同地区全90チーム中3位を獲得。初めて川崎代表の座を勝ち取った。
「(出場を決めた瞬間)皆で号泣した。一生忘れられない良い試合だった」。キャプテンの堤薫さんが力強く言葉をつなぐ。「『負けるはずない』と心に言い聞かせ、最後まであきらめなかった。それが勝因です」
「和をなくしてチームプレーはできない」と堤さん。最大の強みはチームワークの良さだという。180センチの長身エース・片山美保さんを中心に「つなぐバレー」を作り上げる。
県大会出場チームとして名を連ねるまでに力を付けたチェルシー。だが「結成1年目は世に出せるようなチームじゃなかった」と、堤さんはチームとしての登録を1年間見送った。「三度の飯よりバレーが好きで、練習への出席率が良い」という同チームは、毎週のトレーニングを地道に継続。昨年の東日本大震災直後も、使用する会場を代えながら練習に打ち込んだ。
大会を前に、堤さんは「精神的な強さを育て、折れない心でやりたい」と語る。3月3日、チェルシーの夢の舞台が幕を開ける。
やまゆり杯の様子は、テレビ神奈川(tvk)で3月13日(火)午後7時から同8時55分まで放送される。
チェルシーのメンバーは次のとおり(敬称略)
堤薫、片山美保、伊藤ひろみ、高橋愛、山田琴美、橋本弥生、鈴木貴美枝、宮崎陽子、福島真澄、山口和美、保坂奈穂子、橋本八千代、佐々木由希子、河田公美、山田みどり、鈴木里子、中村由貴
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4月19日