高津区内の路上で人命救助をしたプロ野球・読売巨人軍トレーナーの根津朋将さん(37)が7月4日、高津消防署の森下泰弘署長から表彰された。
根津さんは6月3日午前8時45分頃、区内の自宅へ帰宅途中、KSP付近で倒れている男性(50歳代会社員)を発見。男性に意識がなく、心肺停止状態であることを確認すると、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始。自宅マンションにAEDがあることを通行人に伝え、AED到着後に電気ショックを与えた。間もなく男性に反応が現れ、救急隊到着時には会話ができるまで意識が回復。心筋梗塞だった男性は20日間の入院を経て、後遺症もなく社会復帰した。
根津さんは「処置を行ったのは10分ほどだったが、必死だったのでとても長く感じた。(男性の社会復帰に)ホッとしている。命が繋がって良かった」と話した。巨人軍で年に1回救急救命講習を受けていたことも役立ったという。根津さんは「一次救命処置は、知識があればどなたでもできること。最初の処置で救われる命がある。一般の方にとっても難しいことではないと伝えたい」と呼びかけた。
森下署長も「冷静に対処され、勇気ある行動をしてくれた」と根津さんを称えた。
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