溝口駅南口の広場が1月29日(日)に全面供用開始となる。総事業費は約130億円。都市計画事業として1983年に事業着手され、完成までに34年を要した。広場の完成で駅利用者の利便性の向上が期待される。
溝口駅南口広場の整備着手は83年。当時、バスは溝口駅まで走らず、手前の片町交差点止まりだったという。その後、89年(平成元年)に暫定的な広場ができ、バスの乗り入れが可能になった経緯がある。
09年にはペデストリアンデッキが完成、15年には地下駐輪場が供用開始され、広場の完成が待たれていた。10年当時は14年度完成を目標にしていたが、地盤が想定よりも緩かったなどの理由から16年度の完成に延期していた。
事業着手から34年が経過したことについて市当局は「用地取得が難航したことなどが理由にあげられる」と話す。
広場の供用開始は1月29日(日)から。バスは始発から広場の利用となるが、タクシーや一般車両の広場への乗り入れ時間は現在調整中という(1月13日現在)。
広場にはタクシー乗り場が新たに設けられ、バス停が5カ所設置される。これまでタクシー乗り場、2カ所のバス停が広場に面した野川柿生線にあり、通行の妨げになっていた。
バス停が駅に近くなり屋根も設けられる。一般車両の乗降場も2カ所設置されるなど、駅利用者の利便性の向上が期待される。
太陽光パネルやLED照明でエコにも配慮した。
また、28日(土)には完成を記念して式典が開かれる。
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