全国高校生最大のスポーツ、芸術文化の祭典「全国高等学校総合体育大会」(インターハイ)「総合文化祭」「定時制通信制体育大会」などに、高津高校から3団体、7人が出場、参加する。各選手や生徒に意気込みを聞いた。
7月28日に開幕するインターハイには、女子ハンドボール部が出場する。同部の出場は2年連続、4回目。チームの目標は「全国制覇」を掲げている。
「下級生の成長と3年生の踏ん張りでうまくチームがまとまった」と松永康宏監督。チームの転機となったのは、春の県大会、準決勝での敗戦だったという。「かなり落ち込んだ」と話すのは芹沢杏子部長(3年)。敗戦後の変化は、練習後に必ず話し合うこと。練習の課題点を先輩、後輩関係なく言い合える空気を3年生中心に作った。「団結力も調子もいい。ピークをインターハイに合わせていく」と意気込みを語る。
31日から宮城県で開催される総合文化祭には、書道部の齊藤まどかさん(3年)と筝曲部の部員が県代表として参加する。
齊藤さんが出展する作品の大きさは縦240cm×横90cm。羊毛の筆を活かした線のかすれ、全体のバランスをとることに試行錯誤を重ねた。県では最高賞にあたる「教育長賞」を受賞。「努力が結果につながり、とても嬉しかった。全国のレベルの高い作品を見て、多くのことを吸収したい」と期待を寄せる。
筝曲部は25人編成の県選抜チームのうち3年生6人が参加。
「総文祭のために作ったオリジナル曲に挑戦するため、いつも以上に他校と合わせる難しさがある。それでも段々合うようになってきた」と話す溝口稀由明(みゆあ)さん。「最後の夏なので楽しんで演奏したい。その気持ちが聞いている人にも伝わるように」と川本響子さん。
8月18日から東京体育館で行われるジャパンカップ2017日本選手権大会にはチアリーディング部が出場する。今年は同部初の男子部員が入部し、リフトの高さに期待も。佐藤みなみ部長(2年)は「人数は少ないけれど声や笑顔を揃えるなど基礎を大切に。自分たちが楽しむことと、両親や先生に感謝の気持ちを込めて演技をしたい」と話す。
定時制からは女子バレーボール部が15年連続16回目の出場を果たす。
今年から男子部員も練習に加わり、前年以上に濃い特訓ができたという。顧問の車澤諭教諭は「バランスのとれた戦い方ができる」とチームを評している。小笠原未紅部長(2年)は「昨年、負けたチームにリベンジして、より高い成績を目指す」と闘争心を燃やす。8月3日に初戦を迎える。
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