川崎市内で活躍する還暦野球チーム、川崎ドリームが9月29日から10月3日にかけて京都で行われた第33回全日本還暦軟式野球選手権大会で2年連続4回目の優勝を決めた。連覇達成は1985年の第1回大会以来、3チーム目の快挙となる。
今大会には全国から64チームが参加。県内からは2チームが出場し、川崎ドリームは全6回戦を戦った。その間失った得点は3回戦と決勝の各1点のみ。全試合で守備が安定していた。
打撃でも圧倒的な力を発揮した。1回戦に14点、3回戦に13点、決勝でも10点を記録。4、5回戦でも盗塁やバントの作戦がうまくはまった。6連投し、優秀選手となった伊波興治投手(62)は「仲間が頑張って点を取ってくれたので、投球にも気合が入りました」と力投の理由を話す。
今大会前に行った試合では横浜のチームに敗北を喫していた。しかしこの経験が、チームが気を引き締めるきっかけになった。選手はそれぞれ自身の練習を見直し、大会に備えた。そのため代表の下村弘孝さん(78)は「ハラハラすることがなかった」と振り返る。
同チームの中村宏二監督(75)は「2連覇はとても嬉しい。日頃丹念に練習を積んでいる選手のみんなに感謝です」と喜びを語った。
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