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公開日:2019.06.14

高津防犯協会
33年尽力、宮田会長が退任
新会長に大島氏

  • 新会長の大島氏(左)と握手を交わす宮田氏

 33年間、高津防犯協会の会長を務めてきた宮田良辰会長が、6日に行われた高津防犯協会総会で退任した。新会長には市議の大島明氏が就任し、宮田氏は顧問に就く。自主防犯活動をけん引してきた宮田氏は「33年間、一生懸命取り組んできた。皆さんのお力添えのおかげです」と感謝を述べた。

 宮田氏は1977年に新作第一町内会の会長就任と同時に高津防犯協会の役員に就き、活動に携わっている。86年に会長に就任以来、全国防犯協会連合会監事を始め、県、市の防犯協会の重役を担ってきた。

 全国的に犯罪認知件数が戦後最多となったことを受け、03年、区内で「高津防犯パトロール隊」を結成。4地区隊130人で結成した同隊は、現在101地区隊4000人以上が所属し、活動している。

 さらに、自主防犯パトロールを目的に青色回転灯の自動車装備(青パト)が認められるといち早く申請し、05年、市内で最初に青パトを導入。近年は防犯カメラの設置を積極的に推進し、高津署を通じた防犯カメラ貸出にも取り組んできた。

 総会では、高梨憲爾区長や阿部眞二警察署長などから長年の功績に対する謝辞が贈られた。

 新会長を務める大島氏は「安全が求められる時代に、宮田会長が築き上げたものを引き継ぎ、身の引き締まる思い。精一杯がんばりたい」と抱負を語った。宮田氏は「犯罪事件は後を絶たないが、それでも高津を守る皆さんの気構えが、事故、事件を減らしてきたと感じる。あっという間だったが、長年に渡り、支えてもらいありがとうございました」と挨拶した。

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