昨年の台風19号の影響で使用中止だった市営施設「多摩川緑地バーベキュー広場」(瀬田)が7月13日(月)から再開する。4月に再開予定だったが、新型コロナウイルスの感染予防のため一度延期に。密集を避けるため、事前予約制に変更し、入場者を制限。ピーク時の3割以下に抑える。
川崎市は、人の密集を避けるため、多摩川緑地バーベキュー場広場の入場者数を1日最大1000人までとする。同所の収容可能人数は約5000人。昨年、4月から9月の土日の平均利用者数は1日1386人、最大で4209人。入場制限により、ピーク時の3割以下に抑える。
同所の統括責任者を務める中沢大輔さんは、「9カ月ぶりの再開。やっとという気持ちもあるが、人が集まるため、慎重にならなければいけない」と話す。
時間帯分け密集回避
さらに、最寄り駅となる二子新地駅周辺の密集を避けるため、時間制限を設ける。
午前9時から午後2時、午前10時から午後3時、午前11時から午後4時までの3つの時間帯に分け、終了時間は2時間早める。買い物客や帰宅する人が増える夕方を避けることが狙いだという。中沢さんは「これまでと運用がかなり変わるため、手探り。できることをやっていくしかない」と話す。
同所の近く、二子大通り商和会にある飲食店店主は「今年は区民祭も花火もない。再開して街の賑わいが戻るのは嬉しいこと」と話す。また再開は営業好機ととらえる声もある。ある店主は「お客は戻りつつあるが、それでも通常の7割ほど。バーベキュー場の利用者はお客になりにくかったが、終了時間が早まるので、何か工夫ができれば」と意欲を見せる。
多摩川緑地バーベキュー場広場は、二子橋下に位置する市営施設。市の指定管理を受ける多摩川緑地バーベキュー場広場共同事業体が運営を行う。同所の予約は7月4日(土)、同所のホームページから。
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