区内・坂戸にある「かながわサイエンスパーク」(KSP)の一角に7月27日、マイナンバーカードの交付に特化した行政サービス窓口が新設された。平日の夜間や土曜日、日曜日、祝祭日もカード交付が可能となるため、市では「さらなる普及促進を図る」としている。
「給付金」で一躍脚光
マイナンバーカードは個人番号が記載された顔写真付カード。公的な身分証明証やオンラインの行政手続きに使用可能となっており、先の特別定額給付金の申請に使用できる事が発表されてからは一気に注目度が上昇。6月の川崎市内の交付数(1万3980枚)が前年同月(3949枚)の3・5倍となるなど申請数が急増している。
また9月1日からはこのマイナンバーカードとキャッシュレス決済を活用した購入、またはチャージで最大5000円分のポイントが還元される「マイナポイント」が開始される予定。より一層、申請数の増加が見込まれる事から川崎市では、市内初となる「マイナンバーカードセンター」をKSP西棟2階に開設した。
利用は事前予約制
センターは平日(月〜木曜)の正午から午後8時までと、土曜・日曜、祝日の午前9時から午後5時まで開所(金曜日および年末年始など休所)。同所でのカード交付希望者は、まず市の公式HPや専用のコールセンター(【フリーダイヤル】0120・380・366)で事前予約を済ませ、来所日時を確定。予約の際に通知される必要書類等を持参し、当日の窓口で本人確認や暗証番号の設定といった各種手続きを経てカードを受け取る流れとなっている。
市民利便性アップ
市民にとっては、従来の配布場所(各区役所や支所など)ではカバーできなかった曜日や時間帯のカード交付が可能に。また溝の口駅北口からは無料シャトルバスがあり、マイカーでもKSP地下駐車場が1時間無料で利用できるため、広域からの窓口来訪も見込まれている。市戸籍住民サービス課の担当者は「KSPにお勤めの方や近隣の方々への利用周知も図っていければ」などと話し、マイナポイント開始に併せての窓口利用促進を図っていく方針を打ち出している。
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