2020年の高津区内の火災件数は32件で、前年より9件の減少となった。川崎市内では326件(前年比2件減)で、市内8署の中で最も少なかった。区内の救急件数は7598件で、前年より1647件減少した。
市内の火災件数の内訳は建物火災が224件で全体の68・7%を占める。次いで車両火災24件(7・4%)、その他の火災78件(23・9%)と続く。市・区ともに火災原因の第1位は放火で、区内は7件と前年より3件増加した。
高津消防署は「道端に物が置いてあると火を付けられやすい。引き続き、ごみは指定された収集日を守ることや、家の周囲の整理整頓を心掛けてほしい」と呼び掛ける。また、こんろによる火災も7件と前年より3件増加。火災による死者は市内で8人、区内では1人だった。
市内の救急件数は6万6951件で前年より8562件減少、区内は7598件で前年より1647件減少した。減少した理由について同署は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う不要不急の外出自粛で社会活動自体が制限されたことや、多くの人がマスクの着用をするなどの感染予防対策を普段以上に行い、健康意識を高く持ち続けたことが影響していると分析している。
同署の藤原收署長は「住宅防火の3つの習慣である『寝たばこは絶対にやめる』『ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用する』『ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す』などのポイントを守っていただき、住宅火災を減らす心掛けに協力してほしい」と注意喚起している。
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