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高津区版 公開:2021年6月4日 エリアトップへ

NPO法人SELF 「体験重視の寺子屋」広がる 実績活かし2校目、開講へ

コミュニティ教育

公開:2021年6月4日

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久本小での寺子屋=同法人提供
久本小での寺子屋=同法人提供

 放課後の学校施設を使って子どもの学習支援や体験活動を行う「地域の寺子屋」。その中でも特色あるプログラムを展開しているNPO法人「高津総合型スポーツクラブSELF(セルフ)」(平口和宏理事長)が、同法人として2校目となる末長小学校での寺子屋を開講する。

 地域の寺子屋は、川崎市教育委員会が2014年度から始めた事業。地域の団体が運営し、シニア世代など地域の人材が講師となって学校の図書館や多目的室を使い週1回、放課後の学習支援と月に一度の体験活動を行っている。子どもたちの学習意欲向上や豊かな人間性の形成を図るほか、多世代交流、生涯学習の拠点づくりを目標とし現在、区内では5つの小学校で開講している。

体験型学習を重視

 このうち「NPO法人SELF」では、14年度の事業開始時から他校に先駆けて久本小学校での寺子屋運営をスタート。

保護者からの事前アンケートの結果に沿って、ドッジボール教室や走り方教室など、いわゆる「体験型の学習」を重視した特色あるプログラムを約8年間にわたり展開している。また近年では年度初めに登録した児童のみならず、毎回参加者を募り、感染症対策をとりながら基本的には希望者全員を受け入れる柔軟な態勢を敷いているのも特長。「学校で学べないことを体験できるのが寺子屋。子どもたちや講師、ボランティアも含め、地域の中での関係性が深まっているのを感じる」と、鈴木章弘事務局長=人物風土記で紹介=は手ごたえを話す。

 さらに、運営体制が確立してきたことや近隣にあたる末長小学校の保護者からの要望が上がったこともあり、鈴木事務局長は同校に寺子屋開講を提案。同校としてもコロナ下での子どもたちの体力低下を懸念しており、体を動かす機会の一つとして教育委員会とも協議を重ね、この提案を承諾。同法人として2校目の開講に至ったという。

 初回の6月9日は、川崎ブレイブサンダースのバスケットボール教室を予定。久本小での実施実績や経験をもとに、柔軟な運営を目指していく。「地域を巻き込んでつないでいくのが役割。今後、ほかの学校にも展開していけたら」と担当の藤迫明子さんは話す。
 

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