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高津区 トップニュース社会

公開日:2021.10.29

佐川急便川崎営業所
官民で犯罪防ぐ
高津署・防犯協会と協定

  • 協定書を手にする菰澤所長、鈴木署長、大島会長(左から)

 佐川急便川崎営業所(中原区/菰澤(こもざわ)勝斗所長)と高津警察署(鈴木公人署長)、高津防犯協会(大島明会長)が地域安全に関する協定を10月20日に締結した。同社のドライバーらが集配時などに見守り活動を行い、各種犯罪の未然防止を図る。同営業所が市内の警察署と協定を結ぶのは初めて。

   ◇ ◇ ◇

 同協定は各種犯罪の未然防止に関する啓発活動や情報発信、広報活動などを行うもの。ドライバーは集配業務の中で地域の見守り活動を行い、犯罪につながるような場面に遭遇した際には同署に連絡する流れ。高津区内で稼働する同営業所の車両は35台あり、車体に「防犯パトロール中」と書かれたステッカーを貼り付け啓発する。

 同署によると、区内では10月20日時点で特殊詐欺が35件発生しており、被害総額は4200万円にのぼるという。鈴木署長は「さまざまな対策をしているが警察だけでは補えない部分もある。機動力があり地域性も理解されている佐川急便に協力してもらえることはとても心強い」と官民一体による取り組みに期待を込めた。

 同営業所の菰澤所長は「見守り活動に協力して、地域貢献したい。ドライバーと警察で連携して、犯罪を未然に防げれば」と話した。

 協定締結後は三者で同営業所の車両にステッカーを貼り、出陣式を行った。

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