高津区 トップニュース社会
公開日:2022.04.22
タウンレポート
「カラス被害」ご用心
巣づくり、停電の原因にも
カラスが巣づくりを行う季節を迎え、今年も各所で被害が相次いでいる。高津区内では、一部のごみ集積場所が荒らされるほか、先月下旬には「巣づくり」が原因とみられる停電が子母口などで発生。市環境局では「カラスに餌や巣の材料となるものを持っていかれないような対処を」と呼び掛けている。
カラスの繁殖期は3月から7月頃までとされており、この時期に街路樹や電柱などに「巣」をつくる。特に繁殖期のピークを迎えるこの時期は、雛や卵を守ろうと過敏になるため、巣の付近を通るだけで人間を威嚇してきたり、時には攻撃されることもあるという。また雛鳥に与える餌を確保するため、管理の甘いごみ集積場所に狙いを定め防鳥ネットの隙間に口ばしを差し入れてビニール袋から生ごみを漁る場面なども、高津区内外で度々確認されている。
「しっかり対処を」
一方、先月22日には、電柱と電線をつなぐ部分にカラスが巣をつくり=写真左、材料となっていた「針金ハンガー」が送電機器と接触した結果、子母口などで延べ2570軒に及ぶ停電が発生。近隣道路の信号が止まり警察署員が交通誘導を行う事態に見舞われた。
こうした状況に、高津区を所轄する市環境局の宮前生活環境事業所では「ごみ集積場所では防鳥ネットをしっかりと掛け、また各家庭でも巣の材料となりそうなものを持っていかれないように重りを載せたり蓋をするなど、対処してもらいたい」と説明。同所はごみの出し方の相談等も受付けている(【電話】044・866・9131)。
さらに子母口北町会(遠藤勝太郎会長)では、長年の共用で腐食が激しく、収容しきれない残飯等によりカラスや猫の餌場と化していた「ごみ箱」の刷新に着手。町会や自治会への支援助成制度を活用してエリア内にあるごみ箱を年に10台程度ずつ新しくする取り組みなどを行っている。
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