区内二子に本社を構える「株式会社テクネ計測」(永谷寿邦代表取締役社長)が、同社の取り扱う「露点計(ろてんけい)」にちなんだ記念日の認定を受けた。6月10日を「ろ(6)てん(10)」と読む語呂合わせから「露点計の日」とするもの。同社では、今回の記念日認定をきっかけに、多岐にわたる認知度向上に向けた取り組みを画策している。
そもそも「露点計」とは、気体(ガス)の中に含まれる水分量を計測する機器のこと。1978年創業の同社は、この露点計のほか、湿度計や酸素濃度計などの計測機器製造や販売を手掛けており、主に製造業における現場での「環境にやさしいモノづくり」に貢献。
特に露点計は電池やバッテリーを製造する際、火災の危険性を低減させたり、近年では再生可能エネルギーの効率改善といった様々な場面で幅広く活用されている。
永谷代表は「航空業界ではパイロットが霧の発生を予測するために用いる『高層天気図』に(露点計が)欠かせないんですよ」などと説明する。
認知度向上の起爆剤に
しかし日常生活の中でこの露点計を使用する場面は少なく「認知度はまだまだ低く、どのように役立っているかもあまり知られていないのが現状」(永谷代表)。そこで、社員から記念日による認知度アップの妙案が持ち上がり、数カ月の準備期間を経て「一般社団法人 日本記念日協会」に申請。これが程なく正式に認定され先月「登録証」が届けられた。今後は、よく知られている他の記念日と同様に「6月10日は『露点計の日』」として協会HP等を通し広く周知されるという。
ちなみに日本記念日協会が認定している記念日は2100件超(2020年3月末時点)。同社が認定を受けた6月10日は「無添加の日」「ところてんの日」などとしても登録されている。
情報発信にも注力
今回の記念日認定を受け、同社は露点計に関する情報発信により注力していく予定。露点を計測する事によるメリットや基礎知識、正しい使い方などを知ってもらうPR活動を画策している。また川崎市内の工業高校に出向き、露点計の新しい活用方法等を高校生と一緒になって考える催しなどを適宜、実施していく方針を打ち出している。
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