川崎市教育委員会は、先ごろ「川崎市地域文化財」を新たに23件決定し、高津区からは歴史資料や有形民俗文化財として4件が選ばれた。選定は今回で5回目となり、区内の地域文化財は46件となった。
川崎市地域文化財は、法令・条例により指定・登録がされていない地域文化財を対象に文化財に関わる団体などの推薦を受けて市教育委員会が決定するもの。地域文化財として顕彰及び記録する事で文化財に興味を持ってもらう事などが目的。
今回、高津区内から選ばれたのは千年神社「『敬し』の句碑」、末長杉山神社の「狛犬」、新作八幡宮の「幟」と「祭礼記録」の計4件。
千年神社(千年5の3の9)にある「『敬し』の句碑」は歴史資料として選定。1903年に、大国屋の吉田勘蔵氏が奉納したとされており、句碑には「敬(うやまい)し神のめぐみや法(のり)の月」と記されている。その他有形民俗文化財に選定された3件は以下の通り(順不同)。
▼新作八幡宮(新作3の16の15)に所蔵されている、江戸時代の例祭時に使用された「幟」と、明治時代年から昭和30年代に至る約90年の祭礼関連資料を記した「帳簿」。
▼杉山神社(末長2の28の1)の「狛犬」。1899年に溝口の内藤慶雲氏が手掛けたとされる。
市の関係者は「選定は、川崎市内の文化財に興味を持って頂きたく取組んでいるもの。ぜひ、市内他区の文化財なども色々と見てもらえれば」などと語っていた。
高津区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>