高津区 トップニュース社会
公開日:2023.04.21
高津高校生徒会
「エビネ」環境に活かす
脱炭素などへ、企業連携も
川崎市立高津高校に通う生徒会のメンバーが、4月11日に「(株)富士通ゼネラル」(末長)を訪れ、県内の準絶滅危惧種である植物「エビネ」を受け取った。
エビネは、日本各地に自生するラン科の植物。現在は環境省のレッドリストに準絶滅危惧種として指定されている。同社は2017年よりエビネの保全などを目的に、安全な場所に保護して絶滅を回避する活動を行っており、昨年12月からは区内の企業等へ「株分け」する繁殖活動にも着手。学校への株分けは、高津高校が2校目となる。
この日、貴重な植物を関係者から受け取った生徒は「(エビネについて)知らないことだらけでとてもいい勉強になった。大きく育てていきたい」と話しており、今後は校内の花壇や広場に植えていく予定。将来的には、さらなる株分けに向けて生徒が中心となり成長を見守っていく方針を打ち出している。
地元企業と意見を交換
また高津高校生徒会は南武沿線沿いの清掃活動を自主的に行っている。これは月2回の清掃活動を行う「高津クリーンプロジェクト」の一環。
「南武沿線沿いの景観を改善」や「通学路の安全確保」などを目指し、近隣の企業や保育園と共に取り組む姿勢は行政関係者などからも評価を受け、川崎市が推し進める「脱炭素アクションみぞのくち」の会議にも招待された。生徒達の活動に共感する企業との連携などもスタートしており、「エビネ株分け」実施の遠因にもなっている。
さらに「高津クリーンプロジェクト」については、取り組みの進捗を促進すべく区内企業に意見を求め会合を重ねるなど、勢力的な活動を行っている。同プロジェクト代表の田中悠太さんは「(会合を通じ)貴重な意見をたくさん得られた。今後に活かしていきたい」と話し、園田晴菜さんも「保育園児と清掃活動を行ったことを友達から興味を持たれ、一緒に活動することになった」と話すなど、自分達の取り組みに手応えを感じ自信を深めていた。
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