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公開日:2023.08.25

ブラジリアン柔術青木雄哉選手
新作に「20歳の新星」
今夏、世界の舞台で躍進

  • アジアの頂点に立ち笑顔をみせる青木雄哉選手

  • ブラジリアン柔術の試合の様子(青色の道着が青木選手)

 区内新作在住の青木雄哉さんが「ブラジリアン柔術」という格闘スポーツの世界で活躍。弱冠二十歳ながら、国内の大会で早々に頭角を表し、今年に入り海外への武者修行に挑戦。積み上げた自信を胸に臨んだ先月の「アジア選手権」では、若手激戦区のカテゴリーを堂々制し、世界タイトルを獲得。さらなる飛躍にも注目が集まっている。

 区内新作在住の青木さんは、橘中学校出身。当時は柔道部に所属し柔道の道を究めるべく、後に越境して強豪高校へ進学した。だが思うような成績を収められず、卒業後は「ブラジリアン柔術」へ転身した。この格闘スポーツは「レスリングと柔道との融合競技」とも評され、寝技や関節技が中心。元々柔道でもこうした「サブミッション」(極め技)が得意だった青木さんは、このブラジリアン柔術の世界で瞬く間に名を馳せて行った。

 高校卒業と同時にブラジリアン柔術を始めた青木さんの競技歴はまだ2年強。だが、若手の柔術家がひしめく激戦区の一つ「アダルト・青帯」というカテゴリーで「国内ほぼ負けなし」という快挙を達成してみせた。

単身「海外修行」も

 さらに今年に入ってからもその勢いは衰えず、強敵を求め単身で海外への武者修行を敢行。フランスで開催された世界四大大会のひとつ「ヨーロッパ選手権」で三位入賞を果たすと、6月にアメリカで開催され世界最高峰の大会でも三位入賞。ここで積み重ねた自信と経験を胸に、先月国内(愛知県)で行われたアジア選手権でも堂々の戦いぶりを展開。下馬評通りの実力で他の選手を圧倒し「アジアの頂点」を獲得した。

競技普及にも一役

 現在は都内のジムに所属しながらインストラクターとして後進の指導にもあたっている青木さんは「自身の活躍が、競技の認知度向上に繫がれば」などと話し、さらなるレベルアップと大舞台での活躍を誓っていた。

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