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高津区 コラム

公開日:2026.06.26

不定期連載コラム 俳優・JUN、かく語りき 第11回 人生の伏線を回収した話

  • イタリアにて

    イタリアにて

  • 俳優・JUN、かく語りき (写真2)

  • 俳優・JUN、かく語りき (写真3)

 タウンニュース高津区版をご覧の皆さま、こんにちは。俳優の鈴木淳です。

 皆さまは、いつかやってみたいと望みながらも、つい先延ばしにしてしまっていることはありませんか。私の場合、それは海外に行くことでした。

 そもそも思い切りが必要だと思いますし、このご時世もあり、理由を付けて踏み切れないまま年月だけを重ねて来ましたが、この度ローマでの式典に参列する機会をいただき、それをきっかけに、自身11年ぶりとなる海外行きが実現することとなりました。

 異国の美しい街並みや文化を体験することもできましたが、同時に、ローマ市内の歴史的な大聖堂で6月1日に執り行われた、サン・シルベストロ教皇騎士団協会の新規会員に対する認証状授与式ならびに叙任式に参列させていただき、聖シルベストロ教皇騎士団褒章を受章いたしました。貴重な機会をいただき、身に余る光栄です。

点と点が繋がり、ローマへ

 21歳の誕生日に、劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」という公演で初舞台を踏み、表現者としてのスタートラインに立った私は、大型テーマパークのエンターテイナーを経て、試行錯誤しながらも自分の居場所を探し続けて参りました。まさに天の計らいから、ブライダルの現場で挙式を執り行うキリスト挙式正教師の資格を得、実際に多くのカップルを祝福した経験は、遠い夢だと思っていたハリウッド映画(マーティン・スコセッシ監督「沈黙-サイレンス-」の長崎のキリシタン役)に出演させていただいた際に活かすことが出来ました。

 「すべての道はローマに通ず」。まさにこの言葉の通り、私の表現者としての道のりは、ローマへと通じていたのかもしれません。これまでの過去の点と点が綺麗に繋がり、一つの線になったような不思議な巡り合わせを感じています。

 「人生には何ひとつ無駄なものはない」という言葉もありますが、今まさに身をもって実感しているからこそ、後になって「あの時にやっておけば良かった」と後悔しないよう、今できることは、今のうちに一歩を踏み出していこうと、心を新たにしています。

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