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公開日:2026.06.05

多摩区 子どもの防犯意識を啓発 危険回避へマップづくり

  • 募集のチラシを手に参加を呼びかける区職員

    募集のチラシを手に参加を呼びかける区職員

 子どもたちに犯罪から身を守る力をつけてもらおうと、多摩区役所では小学生向けのワークショップ「防犯安全マップづくり」に取り組んでいる。区内各校だけでなく、町会や子ども会との連携も目指している。

「入りやすく、見えにくい」

 「犯罪に遭わないためには見守りはもちろんのこと、子どもたち自身の危険回避能力を育てることが大切」と話すのは、同区危機管理担当の担当課長。担当課長は、2019年に発生した登戸の殺傷事件を受け、当時所属していた中原区で防犯マップづくりの取り組みを展開。中原区内では町会や小学校での開催実績があり、昨年度から多摩区でも開始したという。

 ワークショップでは、区危機管理担当の職員が講師として学校を訪問。参加児童に、犯罪が起こりやすい「危ない場所」について説明した後、グループに分かれて実際に通学路などの学校周辺を歩き、子どもたちの目で危険箇所を探す。駐車場の隅の車の裏や生い茂った草むらの奥など、「入りやすい」「見えにくい」をキーワードにまち歩きし、地図に落とし込んでいく。街歩き後は発見した場所の写真や、なぜ危険かについてのコメントなどを記載した大きなマップを作り、自分たちで見つけた「危ない場所」について発表するという流れだ。「近づかない、一人では行かない」「通る時は保護者と行く」などのポイントを最後に確認する。

自分で判断、行動へ

 昨年度にワークショップを実施した西菅小学校4年生の児童からは「どんな場所が危険なのかわかってよかった」「危ないところには近づかないようにしたい」といった声が寄せられたという。「犯罪が起こりやすい場所を子どもたち自身が判断し、適切な行動を取ることができる力を育てられたら」と担当課では期待を寄せる。

 今年度は校長会で説明後、各校に案内しているほか、今後は町会や子ども会との連携も目指す。また、まち歩きに保護者が同行することも視野に入れる。担当課長は「大人も子どもも参加してもらえたら、家族で共有し、家庭からの防犯力向上につながるのでは。ぜひ体験してみてほしい」と話している。実施期間は来年3月19日まで、土日祝日の実施にも対応。時間は90分ほどを予定。小学3年生以上を対象とし、4、5年の受講を推奨している。

 問い合わせは同区危機管理担当【電話】044・935・3135。

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