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公開日:2026.07.17

新百合ヶ丘駅北側地区 施設建替えに市民の声を 「ワークショップ」参加募集

  • 「新百合ヶ丘駅北側地区まちづくりの基本的考え方」(令和8年3月策定)より

    「新百合ヶ丘駅北側地区まちづくりの基本的考え方」(令和8年3月策定)より

 川崎市は、新百合ヶ丘駅北側地区における麻生区役所や市民館、図書館などの公共施設再編に向けて、住民が主体となって街の将来像を話し合う「市民共創ワークショップ」を同区役所で開催する。7月21日(火)まで、市ウェブサイトなどで参加者50人を募集している。

 新百合ヶ丘駅周辺地区は、1974年の駅開業以降、官民連携によって商業や芸術・文化機能が集積する広域拠点へと発展を遂げてきた。しかし、公共施設の建設から40年以上が経過した現在、駅北側を中心に深刻な交通渋滞や、駅近におけるにぎわいの不足、建物の老朽化といった課題が顕在化している。

 市はこれらの課題を抜本的に解決するため、2026年3月に「新百合ヶ丘駅北側地区まちづくりの基本的考え方」を策定。単なる施設の建て替えにとどまらず、民有地と公有地を一体的に活用する「大街区化」を推進し、主要幹線道路の拡幅や新たな交通広場の整備、多様な都市機能の誘導を同時に進める方針を掲げた。

新たな手法で

 ワークショップは8月8日(土)、9月12日(土)・26日(土)の午後1時30分〜4時30分に開催される。注目されるのが、新たな試みとして導入された手法だ。従来のワークショップは、参加者がすでに持っている意見や答えを形にするのが一般的だが、今回の試みでは、参加者同士のインタビューや、実際に街に繰り出して人や場所を観察するフィールドワークを取り入れる。住民、行政が共に街を歩き、対話を重ねることで、まだ誰の目にも見えていない潜在的なニーズや街の魅力を発見していく狙いがあるという。

 再編される公共施設は、近隣のふるさと緑地や川崎市アートセンターといった豊かな地域資源と連携し、多様な人々が共存できる新たな「シビックゾーン」の核となることが期待される。ワークショップ全3回を通して共有された方向性は、27年度末までに策定される「公共施設の基本計画」で、きわめて重要な判断材料の一つとして位置づけられる。

 市の担当者は「自らの手で街の未来を描き、次世代へつなぐ貴重な機会。麻生区にゆかりのある幅広い世代に参加してもらいたい」と呼びかけている。

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