保土ケ谷区 コラム
公開日:2026.09.10
vol.573 ミルキーJr.モカJr.モネのほどがや 「おはぎ」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)
ボクはミルキーJrモカJrモネ。瀬戸ケ谷町に住む4歳のミニチュアシュナウザー。
秋の彼岸の食べ物といえば、「おはぎ」が代表的。漢字ではお萩。秋の花「萩」に見立てた名前。あんこはつぶしあん。秋には新小豆の収穫があり、皮が柔らかいのでつぶあんにできる。うるち米を混ぜたり、粒を少し残すなどの説があるよ。
春のお彼岸の食べ物は「ぼたもち」。漢字では牡丹餅。春の花「牡丹」に見立てた名前。あんこはこしあん。春は前年の収穫の小豆で皮がかたいのでこしあんにするの。もち米を餅に近い食感につくなどの説があるよ。
物騒な表現だけれど、おはぎは粒を残してつくので「半殺し」。「ぼたもち」はよくつくので、「皆殺し」と言う地域もある。
ぼたもち、おはぎの起源は鎌倉時代に遡る日本の伝統菓子。当時は宴席でふるまわれるごちそうで「掻餅(かいもち)」と言っていた。
1210年頃の「宇治拾遺物語」に見ることができる。比叡山延暦寺で稚児が、寝たふりをして掻餅のできるのを待っているという話しだよ。「宇治拾遺物語」は皆さんも知っている「わらしべ長者」「こぶとり爺さん」が載っている本。
1330年頃の「徒然草」にも掻餅という名前が出てくるけれど、こちらは餅を薄く切って干してから、焼いたり揚げたりする干し餅やおかきのような食べ方の「掻餅」だったようだ。
残念なことにボクたち犬族には、餅は危険な食べ物。粘りが強く、喉や気管に張り付きやすいし、張り付くと取りにくいの。
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