韓国の5人組ガールズグループ「LADIES’CODE(レディース・コード)」のメンバーとして活躍していた故リセさん(本名=クォン・リセさん 享年23歳)らの追悼公演が22日、都内で開かれる。リセさんの祖母で浜町在住の全絹枝さんは日本公演開催に感謝するとともに「頑張っていた彼女の姿を心に留めていただきたい」と語る。
リセさんは福島県出身の在日コリアン4世 。2009年にミスコリア真(グランプリ)を獲得。11年のスターオーディションで入賞し、韓国芸能界に入る足がかりをつかんだ。13年にレディース・コードの一員としてデビュー。昨年9月、地方公演を終え、大邱からソウルに向かう途中、リセさんらレディース・コードのメンバーを乗せた車が雨の中、スピード違反でスリップ事故を起こした。リセさんとウンビさんは命を落とし、他のメンバーも重傷を負った。
「リセは絵や書の才能に秀で、舞踊も抜群の才能を発揮していた」――。元舞踊家で画家の全さんは孫のリセさんを自身の生まれ変わりのように思い、彼女の成長を楽しみにしていたという。突然の死に生きがいを失い、心臓病を患った。
悲しみに打ちひしがれる日が続く中、1周忌を機に彼女の所属事務所や歌手仲間によって日本公演が実現。「ここまでやってくれてありがたい。感謝したい」と全さん。公演を通じ彼女を知る人たちに「頑張った姿を見ていただきたい」という。
公演は22日、品川のステラボールで開かれる。
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