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中原区 意見広告

公開日:2026.05.08

市政報告vol.118 公共ホール「最適化」の大義名分の下、これが失われてよいのか 議会運営委員会委員長 川崎市議会議員 末永 直

  • 公共ホール「最適化」の大義名分の下、これが失われてよいのか (写真1)

 「公共ホールの最適化に向けた取組方針」をご存じですか。昨年度、議会に案文が示されました。「機能重視」の考え方に基づき、施設が持つ機能(提供するサービス)に着目し、市民ニーズを把握した上で施設を整備するものです。市内19公共ホールの中から「利用合理性」「経済合理性」の指標が低い5施設を課題施設として抽出しました。川崎能楽堂、幸市民館、川崎市民プラザ、男女共同参画センターの5施設です。川崎市民プラザは令和8年度に利用終了となりいち早く今後の基本構想を取りまとめますが、これを除く施設も令和8年度から施設に必要な機能や最適化の方向性などについて整理していく方向性が示されています。

 行政が示した検証結果によると、最大2施設までの全需要移転ができる組み合わせが7パターンあるとのことです。つまるところ、2施設はホール機能が縮小あるいはなくなってしまう可能性があります。私が市政報告会や新年会等で利用している国際交流センターのホールも半々の確立でなくなってしまう可能性があるということが示されています。これはいかん、ということで、12月議会での一般質問や先の3月議会での予算審査特別委員会でも取り上げ、質問要望を行いました。

 令和8年度は、対象施設について、利用状況や劣化状況の調査を行うなどの予算が計上されました。1億円超です。国際交流センターでは、令和8年度から1〜2年間でフェーズ1の現状把握として必要な機能等の整理を行っていくとのことです。築31年の国際交流センターはまだまだ使える為、今から最適化の検討を行う必要があるのかと伺ったところ、「方針では8年から15年程度の取組期間を想定しており、設備等の大規模な更新時期や更新費用等を考慮し、現時点から、最適化に向けた検討を進める必要がある」(3/10総務企画局長答弁)とのことでした。

 調査指標の一つである「利用合理性」は「本番稼働率」とイコールです。相対的に本番利用率が低いということで課題施設が出ましたが、練習をしないと本番もできないわけですから優劣をつけるべきではないと申し伝えたところ、「練習利用も重要な市民ニーズであることを踏まえ、取組を進める」(12月17日総務企画局長)と受けとめていただけたのはよかったです。とは言っても、国際交流センターのホールは客席を収納してフラットになる構造です。練習利用を誘発するホール形態であり、この特性も考慮して利用実態を調査するべきであると要望しました。

 15日から公開予定の映画「君のクイズ」のロケ地が国際交流センターのホールだったと先日知りました。はたして本番利用なのか練習利用なのか。気になります。

末永直

suenagayuke26@gmail.com

TEL:044-789-5823

http://suenagayuke.com/

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