川崎競馬が9月以降に観客を入れてのレース再開にむけた準備を始めた。8月24日(月)にはプレオープンとして200人限定(抽選済み)で観客を入れてのレースを実施。安全・安心に開催するための態勢を整える。
同競馬は新型コロナウイルスの影響で、3月以降、無観客レースを実施してきた。南関東4競馬場(川崎競馬・大井競馬・浦和競馬・船橋競馬)ではすでに浦和競馬場が8月12日から事前当選者のみでの入場を再開。大井競馬場もプレオープンを実施するなど、入場再開に向けた動きが出始めたことから、同競馬も入場再開の方針を決めた。
実施に当たっては地方競馬全国協会が策定した「競馬における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」などに沿った対策を実施し、観客、関係者の安全・安心を確保するために、人の動線や、受け入れ態勢のチェックなどを行う。
9月以降についてはプレオープンの結果次第としている。開催の場合も人数制限は行う。担当者によると同競馬の入場者数は平日開催時で約4千人、重賞レース時だと約6千から8千人。プロ野球やJリーグは5千人を上限に観客を入れて試合を行っているが、競馬では多くの席が指定席でないことから、ソーシャルディスタンスを確保することが難しい。人数制限はやむを得ないとし、平日開催時を下回る人数での入場制限となる見通しを示している。また、競馬開催に伴う集客のためのイベントは行わない。
無観客開催中には「来月は実施するのか」といった再開を待ち望む声も多く届いていたという。担当者は「実際に馬が走る姿をはやく見てもらいたい」と語った。
川崎競馬の2019年度4月から2月までの年間入場者数は37万1448人だった。
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