幸区はこのほど「令和2年度幸区区民アンケート調査」の結果を発表した。調査は区内在住の18歳以上の個人(外国人含む)を対象に実施。4月15日時点の住民基本台帳に基づき無作為で2000人を抽出。5月20日から6月3日の期間に郵送による配布、回収で有効回収数は1280件。有効回収率は64・0%で昨年の54・5%を大きく上回った。
調査項目は「幸区」「区民サービス」「自転車事故防止対策」「防災」「地域コミュニティー」「地域包括ケアシステム」「子育て支援」「児童虐待」「高齢者支援」「障害者支援」「行政の情報」「公園の利用」のそれぞれについてと「自由意見」の13項目。
このうち「幸区」について住みやすさの質問では「とても住みやすい」(18・8%)と「住みやすい」(63・6%)を合わせた合計82・4%が「住みやすい」と回答。昨年より1・3ポイント増加した。
「自転車事故防止対策」については自転車に危険を感じたことがある人は85・7%。危険を感じた状況として「突然の飛び出し」(62・3%)が最も高く、次いで「携帯電話をかけながらの『ながら運転』」(61・5%)。幸区は県から「自転車交通事故多発地域」に指定されており、マナー向上が課題といえそうだ。
「防災」については災害時の備えについての質問で「備蓄品を用意している」(65・1%)が昨年から4・3ポイント増加、「避難所までの避難経路を把握している」(40・3%)が2・9ポイント増加など、昨年の台風の影響からか意識の高まりがみられた。
「地域コミュニティー」については「町内会・自治会の加入状況」が「加入している」(66・5%)が昨年から5ポイント減少、「加入していない」(31・4%)が4・8ポイント増加。区は災害時の避難におけるコミュニティーの重要性から加入の減少を注視する。
区の担当者は「例年秋の調査を今年度は早めに行った。この結果を来年にしっかり生かしていきたい」としている。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|