神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2025年1月17日 エリアトップへ

赤坂幸区長インタビュー 防災対策充実に力点 現場を「歩」く年に

社会

公開:2025年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
取材に応じる赤坂区長
取材に応じる赤坂区長

 新年にあたり、赤坂慎一幸区長が本紙のインタビューに応じた。区長は市制100周年を迎えたことを踏まえ、「次の100年に向けた第一歩」の年と位置づけた。「区民、地域体・事業者、行政が力を合わせて地域をさらに発展させ、幸せ溢れるまちにしていく流れを着実にする」と抱負を述べた。聞き手/本紙金屋大輔)

 区長は今年の抱負を表す漢字一文字に「歩」を掲げた。区制50周年式典や市制100年、全国都市緑化かわさきフェアなどの大型行事が続いた一昨年、昨年とは一転、今年は周年行事をはじめ、新規イベントが少なくなると指摘。「基本に立ち返り、地域課題を把握し、課題解決に努めたい」と力を込める。「私も地域を歩き、区民の皆さんとともに歩んでいきたい」とも語る。

 昨年発生した能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報の発令を踏まえ、「防災対策の充実」を最重点に取り組む。地域の防災力向上を図るため、自主防災組織と連携した実践的な訓練の充実にも努める。一方で、区民には在宅避難を想定した物資の備蓄を呼び掛ける考えだ。風水害対策は、高齢者や災害時要援護者等の避難を確実に実施できるよう体制を整える必要があるとの認識を示すとともに、災害時マニュアルの修正や職員の訓練にも力を注ぐとした。

 今春開校する新小倉小学校については、校庭・体育館・多目的ホールなどが積極開放される予定と説明。学校、地域、産業が一体となる地域コミュニティーの核を目指す展望を示した。4月からは新たに避難所に指定する見通しだ。新小倉小は、体育館の空調設備やマンホールトイレの設置など、災害時にも活用できる設備を整備。日吉地区住民の協力を仰ぎながら、避難所運営会議も発足する見込みという。基本計画が策定された幸市民館・図書館については、2026年度に改修工事に着手。28年度にリニューアルオープンすると説明した。

 昨年を振り返り、幸区は地域活動が盛んだった点が「魅力」であり「強み」との思いを深めたという。ボッチャ大会では6歳から90歳を超える高齢者まで世代を超えて楽しんだ姿を印象的だとした。子育てフェアでは、地域と密着した企業から景品の提供を受け、企業と参加者のつながりを築けたと成果に挙げる。全国都市緑化かわさきフェアに合わせ、地域関係団体の協力のもと、川崎駅西口の景観向上を図ったことも手応えに挙げた。

<PR>

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

三井物件にパラアート

studioFLAT

三井物件にパラアート

廃材利用した作品を設置

2月7日

市立川崎高が2部門制す

C級グルメコンテスト

市立川崎高が2部門制す

地場産レシピの頂点に

2月7日

体育館の空調整備へ

川崎市公立学校

体育館の空調整備へ

市議会、全会一致で可決

1月31日

実証実験がスタート

川崎市・自動運転バス

実証実験がスタート

27年度の実装を目指す

1月31日

「アジア王者目指す」

川崎F新体制会見

「アジア王者目指す」

長谷部新監督が意気込み

1月24日

救急出場が過去最多

川崎市

救急出場が過去最多

火災件数も10年で最多

1月24日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook