川崎区・幸区 人物風土記
公開日:2026.11.06
民団川崎支部の団長を務める 金(キム) 昌奎(チャンギュ)さん 川崎区大島在住 59歳
誠実な人柄 つなぐ絆
○...「人が集まれる場所にしたい、その一心だった」。在日韓国人の暮らしを守る在日本大韓民国民団(民団)。直轄化やコロナ禍で揺れた組織を託され、第41代団長として5年。県内最古の川崎支部が迎えた80周年の節目を先頭で支えてきた。「日常の不便は減ったが、制度の狭間や高齢者の生活など支えを必要とする人は多い。胸を張って生き、気軽に立ち寄れる場所を残す」。語る姿に実直な人柄がにじむ。
○...川崎区小田栄生まれ。生まれ年の67年、祖父が支部の団長を務めるなど幼少期から身近な存在だった。小学生の時、父と参加した日比谷の集会。初めて聞いた韓国の愛国歌や、登録証を破り捨てる光景の衝撃は鮮明だ。20歳の春、父の勧めで参加した母国訪問を機に学生会を結成。就職の壁や本名、将来の国籍をどう守るか、仲間と夜を徹して語り合った。
○...大学卒業後は家業に専念。父が川崎へ移したパチンコ店「ニューシャトル」に入り、自宅から通い1日16時間現場に立った。地域密着のホールを守り、遊技場組合の支部長歴も20年を超える。長年活動から離れていたが、直轄化で揺れる組織を前に県本部から懇請された。「生前、父が支え続けていた姿がよぎった」。断り切れず、5年前に重責を引き受けた。
○...信条は「引き受けたことはきちんとやる、考えは曲げない」。学生時代は剣道に励み、柔道も授業で初段を取得。キックボクシングに励む高校生の息子には「父親として負けられない」と、自宅でバーベルを握り汗を流す。家族は妻と1男2女。団長就任を機に、韓国の親戚と40年ぶりの再会も果たした。「草の根の絆が一番大事」。同胞を見つめる温かな眼差しが光る。
ピックアップ
意見広告・議会報告
川崎区・幸区 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











