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4月1日付で相模原消防署長に就任した 高木 修二さん 中央在勤 58歳

公開:2013年5月9日

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臨機応変な判断力育てる

 ○…相模原市北消防署長を2年務め、今年度から相模原消防署長に就任した。市内4署内で火災・救急とも出動件数の多い、同署管内。市民の安全確保へ「一歩先を見据えた行動をとり、臨機応変な判断ができること」が重要と示す。そのためにも、署員には「日ごろの訓練や現場での経験を生かし、多くの引き出しを持って欲しい」と求めた。

 ○…救助隊での18年間の勤務など、長年現場の最前線を歩んできた。活動中、命が失われる瞬間を目にし、何とも言えない無念さも嫌というほど味わった。一方で忘れられない出会いもある。20代の頃、幼い兄弟の事故現場の対応をした。血を流す弟を必死にかばう兄に「大丈夫だよ」と声を掛けると、「ありがとう」と感謝の言葉。さっきまで冷静だったその子の目は、涙で濡れていた。命を守る仕事、「誰かがやらなければ」という責任感が消防士を続けられた一因かもしれない。

 ○…横浜DeNAベイスターズの二軍チーフ打撃コーチを務める高木由一氏は実兄にあたる。自身も中学では野球部で汗を流し、高校はサッカー部のゴールキーパーとして、関東大会出場を果たした。今でも休日は少年野球チームの指導に力を注ぐ。疲れた体を癒すのは、30年来続けている山野草の栽培だ。素朴で可憐な姿に惹かれ、今では50種類以上を育てている。

 ○…震災以降、市民の消防への関心は高い。期待に応えるため、力を入れる活動の一つが、昨年1団6方面隊体制となり、さらに地域に密着した消防団との連携だ。合同訓練などを通して、顔の見える関係づくりを一層強化する。両者が力を合わせることで「被害を最小限に抑えられるはず」と未来を見つめる。強い風にも負けず、可憐な花を咲かせる山野草のように、目立たずともしっかりと努めていく。
 

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