地元出身のフルート奏者で、この度市内のホールで独奏会を行う 浅尾 真実さん 緑区町屋在住
「特別」な場所にいつまでも
○…「地元の方に、もっとクラシックを身近に感じてほしい」。そんな思いを込め、2月29日にフルート独奏会を相模原のホールで開催する。当日はバッハなどの曲目を、ピアノの伴奏も交えながら美しいハーモニーで奏でる。「敷居が高く思われがちなクラシックですが、気負わずその場の雰囲気を楽しんでほしい」と来場者へ呼びかける。独奏会まで1カ月以上あるが、お気に入りのドレスを身に着け、地元で演奏できる日を心待ちにしている。
○…音楽好きの母の影響で幼少期から音楽に親しんだ。小学1年生の頃「キラキラして綺麗だった」という理由でフルートに興味を持つと、その艶やかな音色に魅了され、のめり込んでいった。高校生の頃には奏者への夢を抱き、昭和音楽大学へと進学。そこでは、空き時間を見つけては一人黙々と練習を行う「音楽漬け」の日々を過ごす。人一倍の努力の結果、演奏に必要な体力や技術が向上。在学中からコンクールや、演奏会で腕を披露した。小さな舞台から大ホールまで様々な会場を経験したが、「舞台の規模にかかわらず、演奏を通じお客さんと心を通わせることが何より楽しい」と、卒業後も精力的に活動する機会を重ねている。
○…演奏会に向けて、曲目や会場の雰囲気に合わせてドレスを選ぶのも楽しみの一つ。インターネットだけでなく、結婚情報誌にも目を通しお気に入りの一着を探し出す。2月の独奏会の衣装は「当日のお楽しみ」と、少女のようにいたずらっぽい笑顔を浮かべる。
○…現在、自ら演奏するだけでなく指導者の立場になることも増えたが「舞台は私にとって特別な場所。腕が落ちない限りは、舞台に立ち続けたい」と、今後も表現者としての活動を続けていく予定だ。一人でも多くの人に音楽を届けるため、そして、自ら理想とする「重厚なクラシックから、軽やかなポップまでこなせる奏者」に近づくため、日々腕を磨き続ける。
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