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「照手姫伝説」を題材とした創作オペラを上演する 小林 祥子(よしこ)さん 星が丘在住 76歳

公開:2016年2月25日

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音楽の道は未だ半ば

 ○…相模原に古くから伝わる、照手姫と敵方の大将・小栗判官の出会いとその道行の物語「照手姫伝説」。この恋物語を題材とした創作オペラを3月に上演する。幅広い世代に楽しんでもらうため、8年前に披露した2時間の大作を50分に短縮し、合唱とセリフが中心となるようアレンジを加え、飽きさせない工夫を凝らした。伝説を広めることで地域を盛り上げ、物語を通じて生きることの意味を伝えたいと意気込む。

 ○…高校卒業後、音楽大学に進み、声楽の道を志す。しかし、緊張しやすい性格から「プロにはなれない」と音楽教員の道を勧められ、一転、教育の世界に。小・中学校で教鞭をとり、結婚を機に退職した。その後、自宅でピアノ教室を開き、子育てが落ち着くと、声楽を本格的に再開しようと地元の合唱団に入団。そこで出会った指導者からの「失敗しても良いから舞台に立ちなさい」という一言で奮起。発声を一から学び直し、50歳で初のリサイタルを開催するまでになった。現在は、星が丘などで合唱団の指導をする傍ら県内外で舞台に立ち続けている。

 ○…無類の海外旅行好き。年に2、3回は海を渡る。ヨーロッパをはじめ、ペルー、南アフリカ、チベット、アルバニアなど、足を運んだ地は数えきれない。旅行先には、事前に必ずその国の挨拶を覚え、和柄の折り紙を携えて赴く。行く先々で、覚えた挨拶を使って積極的にコミュニケーションを図ったり、折鶴をプレゼントしたりして、異文化交流を楽しむ。

 ○…「困難にぶつかっても生きていれば何でもできる」。61歳で大病を患った際、「また歌いたい」という一心で1年半の治療を耐え抜いた経験から、一日一日を全力で生きることの大切さを音楽で伝えていくことに余念がない。6月には、自身の喜寿を記念して杜のホールでリサイタルを開催。「音楽に『やり尽くした』はないわね」とにっこり。未だ道半ば、物語は続く。

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