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相模原市民ギャラリーで5月8日(日)まで絵画展を開催している 児玉 沙矢華(さやか)さん 横浜市港北区在住 30歳

公開:2016年4月14日

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教師として画家として

 ○…「空想の広がり」をテーマに、美術の教員として中学校や高校で教鞭を執る傍ら、ここ数年で描きためた作品12点を県相出身の相模原ゆかりの画家として展示。職業柄、子どもと接する機会が多いことから、大人が思いつかないような空想の世界を持つ子どもをモチーフに、作品を発表している。「子どもの表情やしぐさから、その物語、意味を感じとってほしい」

 〇…幼い頃から、時間さえあれば絵を描いていた。中学入学と同時に美術部に入ると、人物クロッキー(速写)に没頭。友人らをモデルに描きためたスケッチブックは20冊を超える。友人の喜ぶ顔と周囲からの「すごい」の言葉が嬉しく、リアルな人物の表情やしぐさを捉える面白さにのめり込んでいった。高校卒業後は、将来を見据え、東京学芸大学に進学。同大の中でもより専門的に美術が学べる学科を専攻した。そこで出会った恩師にかけられた「公募展に作品を出してみないか」という一言を契機に、数々の公募展に応募すると、女流画家協会賞や独立展新人賞などを受賞し頭角を現す。「プロの絵描き」として生きる楽しみを知り、現在の教師と画家、二足の草鞋を履いて歩み始めた。

 〇…パソコンが得意で、エクセルや文書管理ソフトを使った書類整理はお手の物。名刺も手作り。裏側には、しっかり自身の作品が。所属する女流画家協会では、若手ということもあるが、パソコンを使った雑務は何でも任される「知恵袋的存在」だ。

 〇…今後は、教壇に立つ中で、これから社会に飛び出す子どもたちに、二つの顔を持つ自分自身のように様々な生き方があることを知ってもらいたいと願う。同時に、作品を発表し続けることで、「観る人をはじめとする様々な人との出会いや、つながりを広げる発信源になれれば」と意を強くする。教師として、画家として、それぞれの立場で美術の世界を身近にすべく、一歩一歩進んでいく。

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